Netflix配信の青春ドラマ『二十五、二十一』は、数多くの魅力を持った至高のエンタメ作品だ。ナム・ジュヒョクキム・テリが演じる主人公2人の存在感が素敵で、胸を打つ珠玉の名セリフも随所に散りばめられている。さらに、美しい映像表現や心躍るようなストーリー展開なども素晴らしい。(以下、一部ネタバレを含みます)

■青春ストーリー『二十五、二十一』巧みな色彩が主人公2人の感情や状況を効果的に際立たせている

 物語の主役は、経済危機の中でもがく22歳の青年ペク・イジンと、フェンシングに情熱を注ぐ18歳の女子高生ナ・ヒド。2人がさまざまな試練を乗り越え、やがて25歳と21歳という年齢に達して本物の愛を育んでいくまでの軌跡を叙情的に美しく描き出している。

 本作を語る上で絶対に外せないのが、ヒロインを務めるキム・テリの驚異的な演技力だ。実年齢はすでに30歳を超えているにもかかわらず、彼女が演じる18歳の姿には1ミリの違和感も存在しない。どこからどう見ても、現役の純粋な女子高生そのものなのだ。まさに、輝かしい青春のエネルギーを全身全霊で表現している。

 一方のナム・ジュヒョクも、切ない感傷を絶妙に醸し出している。降りかかる人生の苦難に決して屈することなく、泥臭くも懸命に前を向くイジンの姿を見事に体現している。そのひたむきな熱演ぶりは非常に好感度が高かった。

 このように、たくさんの魅力を持った『二十五、二十一』だが、特に強調したいのが卓越した映像美であり、巧みな色彩である。具体的には、「赤」「青」「水色」という3つのカラーが、劇中の感情や状況を非常に効果的に際立たせていた。

Netflixシリーズ『二十五、二十一』独占配信中