■悪事を許さぬカン検事のあだ名「論介(ノンゲ)」はどんな人物なのか?

『50%の人生リスタート』で正義派の検事として登場するカン・ヨンエ。たとえ上長であろうと、法を犯した者は決して許さないという強い信念と実行力をもつ人物として、この物語のキーマンとなりそうだ。

 劇中、ヨンエのあだ名が「論介(ノンゲ)」であるという話が登場する。論介とは、どのような人物なのか。

 諭介は幼くして慶尚道の官吏(役人)の後妻になる。秀吉の朝鮮出兵に伴い、慶尚南道にある晋州城で2度にわたる激しい合戦が繰り広げられた。1597年の慶長の役で倭軍の攻撃により晋州城が陥落、7万人もの朝鮮兵士が殉死した。

 戦いで夫を失った論介は、倭軍が勝利の宴を開く席に官妓に成りすまして潜入し、倭将の毛谷村六助に強か酒を飲ませる。のちに川岸におびき出した毛谷村に抱き付くや、毛谷村もろとも南江(ナムガン。川の名前)へ身を投げ夫の復讐を図ったのだ。

 このことから論介は「韓国のジャンヌダルク」とも呼ばれ、韓国人から英雄視されている。

『50パーセントの人生リスタート』で、スッポンのごとく食らいつくカン検事の活躍に期待したい。

慶尚南道にある晋州城には『50パーセントの人生リスタート』のカン検事のあだ名になっている「論介」の肖像画が祀られている
文禄・慶長の役で倭軍が勝利の宴を開いた晋州城の楼閣に論介は官妓に成りすまして潜入、夫の復讐の機会を狙った

●晋州へのアクセス

釜山西部ターミナル(沙上)から晋州市外バスターミナルまで約1時間30分。