――恋愛パートはもちろんですが、それ以外でぜひ注目してほしいポイントは?

ソ・イングク「僕は、主人公たちの『成長』の物語ですね。このドラマで描かれる日常の様子は、皆さんの生活と重なっていると思います。もちろん、シウのような上司はとても珍しいタイプだと思いますが、ジユンが会社で感じることや、会社を一歩出れば、友人と会ったり、家でささやかな幸せを味わったり……そんな姿は僕たちの日常とそう変わりません。同僚や友人など大切な人たちとしゃべることで日々踏ん張りながら、成長を遂げていく姿は大きな見どころだと思います」

パク・ジヒョン「もうひとつ、ジユンとシウ、それぞれの家族も登場します。タイプは全然違いますが、その家族の物語も心にじわっとくるものになっています。2人の家族にも着目していただくと、とても美しく、きっと感動していただけると思います」

『残念ながら明日も出勤です!』 画像:Prime Video

――クールに見えるシウも、淡々と見えるジユンは、実はつらい出来事を経験し、葛藤したり悩んだりしながら乗り越えていくキャラクターです。同じような立場になったとき、自分ならどう乗り越えますか?

パク・ジヒョン「つらいときや迷いが生じたとき、私は物事を楽天的に考えるように努めます。できるだけ余計なことを考えずに、自分が今できることをしようと、自分に言い聞かせます。『そんなことはないんだ』と。すると、知らぬ間に時間が流れていき、乗り越えている気がします。韓国には『時間が薬だ』という言葉がありますが、その言葉通りに時間が解決してくれるものだと思うようにしますね」

ソ・イングク「僕もジヒョンさんにとても近いです。つらいことがあると、なかなか振り払うことができないものですが、それを忘れさせるほど夢中になれるものを探します。ゲームや友人とのおしゃべりなど、気持ちを切り替えられる何かを探します。そして、自分がやらないといけないことなのに、自分の力不足で追い込まれたときは、『仕方ない。やると決めただろう?』と考えますね。『どうしよう』という迷いが生じたら、『何を迷っているんだ。やるしかないだろう』と。とにかく黙々とやるだけです」

――最後に日本に視聴者に一言メッセージを!

ソ・イングク「このドラマは、とても楽しく幸せな雰囲気のなかで、キャスト、スタッフみんなで、どうしたらこの雰囲気をうまく届けられるか模索しながら作り上げた作品です。主人公たちが成長していく姿を見守りながら、癒やされる瞬間も多くあると思います。とても面白い作品に仕上がっていますので、ぜひ楽しみながらご覧ください」

パク・ジヒョン「このドラマで描いている“仕事と恋”は、誰もが共感できるテーマだと思います。そのテーマを、リアルかつ丁寧に、そして美しく描いていますので、主人公たちの姿を温かく見守っていただけるとうれしいです!」

『残念ながら明日も出勤です!』台本読みより 画像:Prime Video

●ソ・イングクProfile

 1987年10月23日生まれ。180㎝。2009年、歌手デビューし、2011年に『ラブレイン』で俳優活動開始。『応答せよ1997』(2012年)で大ブレイク。キスの名手として知られ、多くのロマンス作品で得も言えぬ色気を発揮している。主な主演作に、『マンスリー彼氏』(2025年)、『TWELVE トゥエルブ』(2025年)、『もうすぐ死にます』(2023年)、『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(2021年)、『空から降る一億の星』(2018年)、『ショッピング王ルイ』(2016年)、『元カレは天才詐欺師♡~38師機動隊~』(2016年)など。

●パク・ジヒョンProfile

 1994年11月26日生まれ。2017年、ドラマ『王は愛する』でイム・ユナ演じるヒロイン、サンの侍女役で本格デビュー。2020年の『ブラームスは好きですか?』で主要キャラクター4人の1人を演じ、注目を浴びる。主な出演作に、『ウンジュンとサンヨン』(2025年)、『財閥 x 刑事』(2024年)、『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』(2022年)、『時速493キロの恋』(2022年)、『ユミの細胞たち(シーズン1)』(2021年)、『新米史官ク・ヘリョン』(2019年)など。

●配信情報

『残念ながら明日も出勤です!』Prime Videoにて独占配信中(毎週月・火曜更新)

[2026年/全12話]演出:チョ・ウンソル 脚本:キム・ギョンミン(『カノジョは嘘を愛しすぎてる』)

出演:ソ・イングク、パク・ジヒョン、カン・ミナ、チェ・ギョンフン、ウォン・ギュビン

画像:Prime Video 取材・文:高橋尚子