■『冬のソナタ』の時代から機械に強い放送部系男子はカッコいいイメージ
学校の放送部を舞台にしたドラマはほかにもある。なかでも注目作は、NU’ESTのリードボーカルで、Wanna One出身としても知られるファン・ミンヒョンが主演した『恋はオン♥エア中!〜Live On〜』だ。
ミンヒョン演じる主人公は、高校の放送部部長で、自他に厳しい完璧主義者。新しく入部してきたヒロインとの恋模様や放送部内の友情などが瑞々しく描かれている。主人公が放送機材を使える「機械に強い男子」という点もポイントが高い。
機械に強い放送部男子で思い出したのが、第一次韓流ブームを巻き起こした『冬のソナタ』(2002年)だ。ペ・ヨンジュン演じる主人公チュンサンは転校先の高校で、チェ・ジウ演じるヒロインのユジンが所属する放送部に入ってくる。機材のトラブルで音が出ず、みんなが困っているところに、さっと近づいてきて解決してしまうのがチュンサンだった。
『相続者たち』(2013年)でも、カン・ハヌル演じる生徒会長が放送部部長も兼任する校内エリートだった。『冬のソナタ』から最近に至るまで、韓国ドラマでは、放送部男子はカッコいいモテ男のイメージで描かれることが多いのだ。
なお、実際に高校時代に放送部に所属していた韓流スターに、イ・ジュンギや『恋のスケッチ~応答せよ1998~』(2015年~2016年)ヒロイン役のヘリがいる。また大学時代になるが、ソン・ジュンギが放送部(日本でいうサークルのようなもの)で活動していた。いずれも学内で目立つ存在だったようだ。
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