まずは『キム秘書はいったい、なぜ？』から。パク・ミニョン演じるヒロイン、キム・ミソの幼少期エピソードで、ミソの両親の若き日として登場したイ・ミンギ&チョン・ソミン（1989年生まれ）カップル。『この恋ははじめてだから～Because This Is My First Life～』で偽装結婚カップルを演じたこの2人。同作の演出家による作品ということで揃って出演が叶ったわけだが、『この恋』カップルが本当に結婚していた！（劇中だが）という設定に視聴者は大盛り上がりだった。
『アビス』では、瀕死の主人公ミソ（演じるはアン・ヒョソプ）を救う宇宙人カップルとして、『空から降る一億の星』のソ・イングク＆チョン・ソミンが登場。同じ演出家の縁で出演が実現した2人だが、悲恋で終わったカップルだけに、「宇宙で転生して幸せになったのね（しかも、尻に敷かれてるのね）」と、あちらのドラマでは叶わなかった恋の成就に勝手に心満たされる。
■『女神降臨』キム・へユン、イ・ジェウク他
演出家の縁といえば、『女神降臨』に登場した『偶然見つけたハル』キャスト陣もファンのツボを押さえたもの。『～ハル』では、ヒロイン&素直になれない二番手男子のカップルだったキム・へユン&イ・ジェウクが、チャウヌ（ASTRO)演じる主人公スホが映画館で出会うデート中カップルとして登場。
また、『～ハル』の謎めいた給食料理人役イ・テリは、ヒロインが片想いする高校の給食料理人役で1話に登場。同じく劇中マンガの主人公オ・ナムジュを演じたキム・ヨンデは、ヒロインがスホと人違いする男の役で15話に出演。ナムジュの名セリフを口にして去るという粋な演出に思わず拍手だ。
■『恋のゴールドメダル～僕が愛したキム・ボクジュ～』イ・ジョンソク
『恋のゴールドメダル～僕が愛したキム・ボクジュ～』には、同じ制作会社（チョロクベムメディア）の縁で、イ・ジョンソクが『W－君と僕の世界－』で演じた役と同じ“射撃射の国家代表”という設定で登場。
ヒロイン、ボクジュ（イ・ソンギョン）の父親が営むチキン屋に客としてやってきたイ・ジョンソクが、ボクジュの叔父役のカン・ギヨン（『W』で共演）に「ドラマで見たことがある」と話しかけるなど、気の利いたやり取りが繰り広げられる。
『恋のゴールドメダル～僕が恋したキム・ボクジュ～』©︎2016-7 MBC
スペシャルプライス版コンパクトDVD-BOX1&2〈期間限定〉各5,500円（税込）
発売元：コンテンツセブン
販売元：TCエンタテインメント
■『ホテルデルーナ～月明かりの恋人～』イ・ジュンギ、キム・スヒョン
ドラマで叶わなかった縁がつながったカメオ出演といえば、『ホテルデルーナ～月明かりの恋人～』のイ・ジュンギも感涙もの。ヒロインのホテルデルーナの女主人マンウォルを演じるIUと『麗＜レイ＞〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』で切ないカップルを演じた縁から友情出演したのだが、イ・ジュンギの役どころがマンウォルが新しいホテル支配人候補として選んだ司祭。実業務よりもホテルに寄りつく悪霊祓いに夢中になり、結果的に支配人を辞退するという、ツッコミどころ満載なエピソードだったが（褒めてます）、『麗』のワン・ソ&へ・スカップルファンには涎垂ものだろう。
おまけに、最終話の最後のシーンには、新ホテル支配人としてキム・スヒョンも登場。カメオ出演にもかかわらず強烈な印象を残している。
