――キャラクターと俳優が見事にマッチしていたことが本作ヒットの理由のひとつだと思いますが、キャスティングはどのように決まったのでしょうか。
「キャスティングは、まずドギム役から考えました。彼女の視点で描かれる物語だったので。ちょうど『カイロス～運命を変える1分～』（2020年）を観ていて、イ・セヨンのエネルギーと情熱をとても感じたんです。それに『王になった男』でも韓服がとてもよく似合っていました。彼女の能力の無限の可能性を感じ、これまで以上のキャラクターを一緒に作ってみたいと思ったんです。
ジュノさんは、『自己発光オフィス～拝啓 運命の女神さま！～』の時にキャスティングの候補にあげていた俳優なんです。映画『二十歳』のとき、2PMの子ね、くらいな気持ちで観たのですが、いい俳優だなという印象を受けました。それで、いつか一緒にやってみたいと思っていました。
それで一度声をかけようとしたのですが、その時にすでに『キム課長とソ理事～Bravo! Your Life～』にキャスティングされていて、叶いませんでした。以降、ご一緒する機会をずっとうかがっていて、除隊したら日程を合わせられるんじゃないか、合わないとしても何とかして合わせようと思い連絡したんです。幸いにも台本を気に入ってくれて本当によかったです」
