ヒョンビンやソ・ジソブ、イ・ソジンなど、トップ俳優たちが演じてきた朝鮮王朝時代の名君イ・サン(正祖)。その人生を、1人の女性を愛した男としての側面から描き、大ヒットした韓国ドラマ史劇ロマンス『赤い袖先』。
韓国俳優の最高峰、百想芸術大賞2冠に輝くなど、主演のジュノ(2PM)を国民的スターにのしあげた本作の演出を手掛けたチョン・ジイン監督に、作品への思い、撮影の裏話を聞いた。
■『赤い袖先』女性監督が語る、ジュノのキャスティングの経緯、撮影裏話
――原作は人気小説ですが、本作のドラマ化に至った経緯を教えてください。
「原作小説を初めて読んだとき、これはドラマ化したい!と直感的に思いました。単なる歴史小説ではなく、主人公たちの感情に焦点が当てられていて、そういった部分に惹き込まれましたし、なによりこのエンディングを映像化したいと。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、イ・サンとドギムの生涯の愛すべてがそこにありました。放送局(MBC)側でもドラマ化を検討していた作品だったので、私がやりますと話してスタートしましたが、苦労も多かったですね(笑)。企画から放送まで、2年以上かかりました」