日本で韓流ブームが巻き起こって約20年。韓国ドラマの人気とともに歩んできた韓流エンタメ情報誌『韓国TVドラマガイド』の表紙を飾ったスターたちを、当時のエピソードなどを交えて振り返っていくシリーズ。今回は2013年4月発売の46号から2014年6月発売の53号までです。
かつて自分が好きだったドラマやキャラクターを思い出して懐かしく感じる方もいるでしょうし、当時はまだ韓流にハマっていなかったから新鮮だという人もいるのではないでしょうか。今は配信サービスなどで旧作ドラマを気軽に観ることができるので、久しぶりの人も、初めての人にもお薦めの作品を、表紙とともに紹介していきます。
■イ・ミンホ2回目の登場、成長したチュ・ジフン、名作チョ・インソン主演『その冬、風が吹く』
46号(2013年4月発売)の表紙は圧倒的的スターオーラを放つイ・ミンホ。39号に続く2回目の表紙登場になります。『シンイ-信義-』(2012年)の特集とインタビューを掲載。イ・ミンホ演じる高麗時代の武士と、キム・ヒソン扮する現代の外科医が、時空を超えて出会うことから始まるファンタジーロマンス史劇で、イ・ミンホ初の時代劇主演作として話題を集めました。
47号(2013年6月発売)の表紙を飾ったのはチュ・ジフン。チュ・ジフンは大人気作『宮~Love in Palace』(2006年)でブレイクして、日本でもリメイクされた『魔王』(2007年)や日本のコミック『西洋骨董洋菓子店』原作の映画『アンティーク』(2008年)などで人気スターとなりました。この号では兵役などを経て、久しぶりのドラマ出演となり、共演のチ・チャンウクと友情を結んだという『蒼のピアニスト』(2012年)を特集しています。
1982年5月16日生まれのチュ・ジフン。インタビューからは若くして人気を得た彼が30代になり、大人の俳優へと成長していく過程で模索しながら、努力を積み重ねている様子が伝わってきます。現在40歳となったチュ・ジフンは、幅広いジャンルの作品で活躍する演技派俳優へと成長を遂げました。
48号(2013年8月発売)の表紙はチョ・インソン。1981年7月28日生まれで、ソ・ジソブとハ・ジウォン主演の名作『バリでの出来事』(2004年)の金持ちの息子役で強烈な印象を残しました。主演作『その冬、風が吹く』(2013年)は日本のドラマ『愛なんていらねえよ、夏』のリメイクで、ソン・ヘギョと織りなす美しいラブストーリーが話題となりました。
最近は映画での活躍が目立ち、出演作『モガディシュ 脱出までの14日間』(2021年)は青龍映画賞作品賞などを受賞。いっぽうで、チャ・テヒョンとコンビを組んだバラエティー『見習い社長の営業日誌』(2021年~2022年)では小さなスーパーの接客や調理シーンなどを通して、その誠実な人柄を見せています。
リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チャ・テヒョンらと共演するヒーローアクション、Disney+オリジナルシリーズ『ムービング』が年内公開待機中です。