■見どころ満載の『夫婦の世界』、“女の敵”テオの鍛え上げられた美体と大人の色気に沼堕ちも!

 見どころはなんといっても、登場人物たちの壮絶な愛憎バトルだ。不幸のどん底に突き落とされた妻ソヌが、周囲を巻き込んで仕掛ける復讐劇は、スリリングで想像をはるかに超えていく。

 いっぽう優秀な妻にコンプレックスを抱き、若い浮気相手に癒しを求める“クズ男”テオからも目が離せない。鍛え上げられた美しい肉体はセクシーで、アンニュイな大人の色気が溢れて、つい沼堕ちしそうになる。

 テオ役のパク・ヘジュンは、1976年6月14日生まれ。舞台出身で、現在は映画やドラマの名脇役としても活躍中だ。名作『ミセン-未生-』ではイム・シワン扮する主人公が働く営業3課に異動してくる課長役、感動作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』ではイ・ソンギュン扮する主人公の親友で出家した僧侶ギョムドク役を演じていた。しかし、本作『夫婦の世界』では『マイ・ディア・ミスター』のストイックで誠実なイメージはがらりと変わり、 “国民的不倫夫”の称号を得て、一躍話題となる。

 パク・ヘジュンはカンヌ2冠の映画『ベイビー・ブローカー』にも、映画の終盤でソン・ガンホカン・ドンウォンらのブローカー一行に関わる役どころで出演している。

 テオの友人の会計士ソン・ジェヒョクを演じたキム・ヨンミンは、『愛の不時着』でヒョンビン扮するリ大尉の家を盗聴する“耳男”マンボク役で注目を集めた。『マイ・ディア・ミスター』では主人公の妻と不倫する会社代表理事、本作『夫婦の世界』でも主人公ソヌの不倫相手役だが、どんな悪い役でも魅力的に演じることができる実力派俳優だ。

 テオの浮気相手ダギョンを演じたハン・ソヒも本作でブレイクした。本作の後、『わかっていても』『マイネーム:偽りと復讐』で主演を務めるなど、若手女優として人気急上昇。2023年にNetflix配信予定のパク・ソジュン最新主演作『京城クリーチャー』に出演する。『梨泰院クラス』以来となるパク・ソジュン待望の新作ドラマで、共演のハン・ソヒにもスポットが当たること間違いなしだ。

『夫婦の世界』画像出典:JTBC