Netflix配信中の韓国ドラマ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』は、スペイン発の犯罪サスペンスを豪華キャストでリメイクした韓国版。朝鮮半島の南北再統一を目前に控え、" 教授 "(ユ・ジテ)によってスカウトされた強盗団と人質、そして特殊部隊の激しい攻防戦が始まる。
今回はパート1から引き続き、新作のパート2(後半6話)にも登場する特殊部隊の指揮官ソン・ウジンを演じた女優キム・ユンジンにフォーカスを当ててみる。
■映画『シュリ』では北朝鮮工作員を演じたキム・ユンジン
『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』の後半、ウジンはある人物(北側の人間とだけ言っておく)に銃を向ける。このシーンで瞬時に思い出したのが、1999年に公開(日本では2000年に公開)された映画『シュリ』だ。
この映画でキム・ユンジンが演じたのは北朝鮮のスパイで、対立関係にある韓国側情報員(ハン・ソッキュ)と恋仲になる。もうお気づきだと思うが、その関係は『ペーパー・ハウス・コリア』のウジンと教授の関係に酷似している。
疑いながら愛し、愛しながら疑う。キム・ユジンvsハン・ソッキュ、キム・ユジンvsユ・ジテそれぞれのコンビの繊細な演技は大変見ものである。