●『わずか1000ウォンの弁護士

 ナムグン・ミン主演 ※日本ではディズニープラス「スター」で独占配信中

 困っている人の弁護を1案件わずか1000ウォン(約100円)で引き受ける変わり者の弁護士ジフン(ナムグン・ミン)が繰り広げる痛快リーガルドラマ。一見おちゃらけているが仕事は有能な主人公が、弱者の味方となり、悪人を懲らしめていく様が愉快痛快。ナムグン・ミン十八番のクセ強キャラが光る。最高視聴率は15.2%。

『わずか1000ウォンの弁護士』画像出典:SBS

●『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』

 キム・レウォン主演 ※日本ではディズニープラス「スター」で独占配信中 

 災害や事故などの現場に真っ先に駆けつける消防隊や警官ら“ファースト・レスポンダーズ”の奮闘を描く。消防、救急、警察、それぞれの視点から専門知識や経験を生かし、チームとなって人々を救い出す展開はスリリングかつ胸アツ。熱血刑事をキム・レウォン、力強い消防士をソン・ホジュンが演じる。

『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』

●『社内お見合い

 アン・ヒョソプキム・セジョン主戦 ※日本ではNetflixで独占配信中

 替え玉お見合いから始まった爆笑&胸キュンラブコメディ。王道のツンデレ御曹司を演じたアン・ヒョソプの人気が爆発。キム・セジョン扮するおおらかで愛らしいヒロインとのカップリングもキュートで、Netflixでの配信も相まって世界的にヒットに。SBSでの最高視聴率は11.4%。

『社内お見合い』画像出典:SBS

 キム・ナムギルは『熱血司祭』で2019年に、ナムグン・ミンは『ストーブリーグ』で2020年のSBS演技大賞を受賞しており、今回大賞を獲得すれば、それぞれ2回目の受賞となる。イ・ジュンギは『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち』(2016)以来6年ぶりのSBS作品で、今回こそ!というところでもある。

 いずれも視聴率、話題性、演技力、作品力などで高く評価されており、甲乙つけがたい。

『ファースト・レスポンダーズ〜』が現在好評放送中ということもあり、キム・レウォンも勢いづいている。彼らの中から最優秀主演男優賞が選ばれるだろうことも想像に難くない。

 また、昨年は大ヒットドラマ『ペントハウス』の主演女優キム・ソヨンが大賞の栄誉に輝いたが、『なぜオ・スジェなのか』でカリスマ溢れる演技を見せたソ・ヒョンジンが2年連続で女優の強さを示す可能性もある。

 さらに、『社内お見合い』の主演カップル、アン・ヒョソプ&キム・セジョンは、人気コメディアンのシン・ドンヨプとともにMCを務めることになっており、そういう意味での“今年の顔”として授賞式を盛り上げてくれそうだ。