■イ・ドヒョン最新作はNetflix『悪い母The Good Bad Mother(英題)』

 ソン・ヘギョ(『ザ・グローリー』)、キム・ハヌル(『18アゲイン』)、イム・スジョン(『メランコリア』)と、名だたる女優たちを相手に、時にスリリングで、時に切なく、時に愉快なケミストリーを見せてきたイ・ドヒョン。最新作のNetflixシリーズ『悪い母/The Good Bad Mother(英題)』では、ベテラン女優ラ・ミランと“母と子”の物語を演じる。

 主人公は、若くして夫を亡くし、養豚場を営みながら女手ひとつで息子ガンホを育ててきたヨンスン(ラ・ミラン)。厳しい世の中で息子が苦労することのないよう、あえて“悪い母親”となり厳しく接してきた。

 そんな母親に反発心を抱いたまま、自分の成功のために突っ走り検事として成功したガンホ(イ・ドヒョン)だが、ある日、不慮の交通事故により記憶を失い、7歳の頃に戻ってしまう。幼い子どもになってしまった息子のため、ヨンスンは再び“悪い母親”になろうと決心するのだが……。

Netflixシリーズ『悪い母/The Good Bad Mother(英題)』近日独占配信予定

  思いがけず関係が初期設定にリセットされたことにより、真の幸せを探し始める母子を、愉快かつ温かに描き出していくヒーリングストーリー。

 2人の他に、ガンホの幼なじみで唯一の理解者ミジュ役に、『賢い医師生活』の産婦人科レジデント、ミナ役で知られるアン・ウンジンがキャスティング。

 また、『還魂』のダング役のユ・インスをはじめ、『スタートアップ:夢の扉』のソ・イスクキム・ウォネ、『赤い袖先』でサンの母を演じたカン・マルグムなど、韓ドラファンにはなじみのある名脇役たちも名を連ね、村の住人役として主人公母子にさまざまに関わっていく。

 演出は、傑作サスペンス『怪物』や青春ストーリー『十八の瞬間』を手掛けた女性監督シム・ナヨン。『怪物』では、シム監督のアプローチによりシン・ハギュン演じる主人公の少年期をイ・ドヒョンが演じたこともあり、今回の起用につながっている。映画『ステラ SEOUL MISSION』『完璧な他人』のペ・セヨンが脚本を担当し、感性豊かでユーモアに溢れた作品が期待されている。

 イ・ドヒョンの“身体は大人、心は7歳”演技が、どのような物語を作り出していくのか。『悪い母』は、4月26日より韓国JTBCで放送スタート。日本でもNetflixで配信予定だ(スタート日未定)。