Netflixで独占配信されている『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』が熱い。
本作は、高校時代に残酷ないじめを受けたことで夢を諦めたヒロインが、美しいまでに緻密な計画で加害者たちへ復讐を繰り広げていくサスペンス。冷酷で切ないストーリー、復讐者と加害者の張り詰めた緊張関係、個が立ったキャラクターが観る者を不思議な魅力で引き込み、全話配信後は連日視聴ランキング1位。日本でもSNSなど口コミで、その人気が広がっている。(記事全2回のうち後編)
★『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』ストーリー
建築家を夢見る女子高生ドンウン(ソン・ヘギョ)は、貧しいシングルマザーの娘という理由から同級生のいじめのターゲットとなり、退学に追い込まれる。心身ともに深い傷を負ったドンウンは、自分を地獄に追い込んだ加害者、教師を含めた傍観者への復讐を誓う。
やがて大人になり、小学校教師となったドンウンは、いじめのリーダー格、ヨンジン(イム・ジヨン)の一人娘イェソルの担任に。そして、十数年の時間をかけて綿密に練ってきた彼女の復讐劇が始まっていく。
■『ザ・グローリー』復讐協力者役、新鋭イ・ドンウンの素晴らしい演技
『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』では、自らも心の傷を持ち、ドンウンを支えて彼女のための“復讐処刑人”となっていくヨジョンのキャラクターも注目を集めている。
ヨジョン役に抜擢された若手有望株イ・ドヒョンは、1995年4月11日生まれ。2017年に『刑務所のルールブック』でチョン・ギョンホの高校時代を演じてデビュー。IU主演『ホテルデルーナ~月明かりの恋人』では少ない出演ながら印象を残し、その後も『18アゲイン』『五月の青春』など、多様な役に次々と挑んできた。同い年生まれのアン・ヒョソプや、1994年生まれのソン・ガン、1996年生まれのキム・ヨンデ、ロウン(SF9)らと同世代で、今、韓流新時代を牽引する若き演技派俳優だ。
本作に抜擢されたことについて、イ・ドヒョンはこんなふうに語っている。
「最初に4話分の脚本をいただいたのですが、一気に全部読んでしまいました。そして、このヨジョンという男は一体何者なのか、とても気になりました。
というのも、ヨジョンというキャラクターの核の部分はあまり明確に描かれていないからです。この人は誰なんだろう、どんな面を持っているんだろうと、すごく気になったんです。
好奇心をそそるところは視聴者の皆さんにも伝わると思いますし、よくわからない部分がありつつ彼なりの個性を持っていて、だからこそ、このキャラクターをしっかりと演じ抜きたいと思いました」(イ・ドヒョン)