■『青春ウォルダム』推しどころは?

 パク・ソジュンVBTS)らも主演する青春史劇『花郎<ファラン>』で、正体不明を隠して生きる孤高の王ジディを演じ、高貴な美しさを放ったパク・ヒョンシクが、時代劇に帰ってきた。

 パク・ヒョンシクが演じるのは、世子(王の世継ぎ)だった兄の急死により、そのあとを継いだ世子ファン。

 優れた武芸と卓越した記憶力の持ち主だが、世子の座に就いて以来、兄殺しの疑惑をささやかれ、それを後押しするような呪いに苦しむ日々。そのため、誰も寄せ付けず、常に心を尖らせている。

赤い袖先』のイ・サンジュノ2PM)にも通じる韓ドラ時代劇定番の“苦悩の世子”役で、憂いを帯びたヒョンシクの眼差しに惹き込まれること必至。

『青春ウォルダム〜運命を乗り越えて〜』© STUDIO DRAGON CORPORATION

 もうひとつの注目ポイントは、“男装ヒロイン”とのロマンスだ。

 お相手は、自らも殺人の濡れ衣を着せされ、無実を証明すべく王宮の「内官」になりすますジェイ。冷酷世子と男装内官のやり取りは、パク・ボゴム主演の大ヒット王宮ロマンス『雲が描いた月明り』を思わせるような爆笑&胸キュンの連続だ。

 ジェイ役を『ボーイフレンド』や『花様年華~君といた季節~』のチョン・ソニが伸びやかに演じ、ヒョンシクとの好相性を見せている。

 演出は、『100日の郎君様』のイ・ジョンジェ、脚本を『都会の男女の恋愛法』や『ロマンスは別冊付録』のチョン・ヒョンジョンが手掛け、スタッフ最強のも布陣。

 陰謀渦巻く王宮のなかで信じられるのは誰か? 果たして呪いの真相は? 2人の恋物語はもちろん、世子ファンが優れた頭脳と洞察力で敵に反撃していく様にも注目だ。