今回は、韓国のK-ETA(電子渡航許可証)の申請方法などの話をするつもりでいた。

 K-ETAはアメリカのESTA(エスタ)に似たもの。入国72時間前までに申請しなくてはならなかった。なかなか厳格なもので、大使館に訊くと、「もし申請なしで韓国の空港に着いた場合、搭乗した空港に戻ってもらうことになります」ときっぱりとした返事が返ってきた。

 申請代は1万ウォン、約1020円。取得すると2年間有効だった。しかしこの申請も、Q-CODE同様、宿泊先の記入で悩んだ。そのあたりを伝えるつもりだった。

■韓国渡航に必要だったK-ETA申請が、4月1日から免除に

 しかし3月末、唐突にK-ETA申請の免除が発表された。

 4月1日から、韓国入国時にK-ETAを申請する必要がなくなった。対象は22ヵ国で、日本はそこに含まれていた(韓国政府から発表された一時的な免除期間は、2023年4月1日から2024年12月31日まで)。

※参照:https://www.k-eta.go.kr/portal/board/viewboarddetail.do?bbsSn=149928

 僕は1万ウォンを払って申請していた。返金はない。

「K-ETAがあると、入国カードを記入する必要はありません」

 という説明だが、入国カードに記入はそれほど大変ではない。なんとなく納得がいかない免除だった。しかし韓国に向かう人には朗報である。入国のための申請は、いまのところQ-CODEだけになった。

日本人は必要なくなったK-ETAのトップ画面

https://www.k-eta.go.kr/portal/apply/index.do