韓国ドラマといえば、ツンデレから一途な見守り男子まで女心をときめかせる素敵なキャラクターが多いが、一方で「絶対にハマりたくない」キャラクターがいるのも事実。現在、Netflixで連日視聴ランキング1位を独走している『クイーンメーカー』でも、リュ・スヨン演じる財閥グループの理事長ジェミンがどうしようもないクズぶりを発揮し、話題を呼んでいる。

 そんなわけで今回は「恋人、夫にしたくない」キャラクターをピックアップ! 韓国エンターテイメント・ナビゲーター・田代親世と、『韓国TVドラマガイド』チーフエディター・高橋尚子が、ディープな韓流知識をもとに配信中のYouTubeチャンネル「ちかちゃんねる 韓流本舗」のコミュニティにて募集したアンケートの結果を紹介する。

■絶対にハマりたくない!?「恋人&夫にしたくない」キャラ選手権!

●『わかっていても』パク・ジェオン(ソン・ガン

 さりげなく肩や髪に触れ、さらりと「綺麗だ」と口にし、ふわっと柔らかな笑顔で、ヒロイン、ナビ(ハン・ソヒ)の心を落としていくモテ男、パク・ジェオン。

 恋愛は面倒、本気の恋はしない主義だが、気になる女性と“友達以上恋人”未満の関係ではいたいという、極めて自分勝手なクズ男だが、なにせイケメン。ナチュラルに女心をときめかせる言動が出てくるものだから、タイトルにもあるように「わかっていても」落ちてしまう。不意打ちのキス、ベッドで彼女に甘えるさまもセクシーで、一度はハマってみたい気がしないわけでもない。傷つく覚悟でハマりにいくか、自分から振ってやる!くらいの意気込みで挑むか。

 ただし、恋愛で癒やされたい人にとっては、最低最悪の相手。ひと昔前の危険な男といえば、タフな野性の色気を感じさせたが(『赤と黒』のキム・ナムギルなど)、今の時代はソン・ガンのように甘くソフトな男のほうが“魔性”味があるのかもしれない。

『わかっていても』パク・ジェオン(ソン・ガン)画像出典:JTBC