『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズのワケあり看護師ウンタク役や、『コッパダン〜恋する仲人〜』のクールなリーダーのマ・フン役などで日本でも人気のキム・ミンジェが、トラウマを抱える朝鮮時代の医師を演じたロマンス史劇『朝鮮精神科医ユ・セプン２（原題）』。
鍼が打てない天才医師と未亡人のお嬢様が、変わり者の医師との出会いを通じ、心を痛めた人たちを癒やしていく成長物語で、時代劇版キム・サブともいえる秀作だ。好評だったシーズン１に続き、シーズン２が５月20日よりCS放送のMnetで日本初放送される。主演のキム・ミンジェに「当たり役」と言われた本作について聞いた。（インタビュー記事全2回のうち前編）
●キム・ミンジェProflile
1996年11月1日生まれ。アイドル練習生を経て、2014年、『抱きしめたい〜ロマンスが必要〜』に端役出演しドラマデビュー。『2度目の二十歳』でチェ・ジウ演じるヒロインの息子役に抜擢され、顔を知られるように。『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズの元暴走族の看護師ウンタク役や、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』の若き高麗王ワン・ヨ役（カメオ出演）で印象を残し、ロマンス史劇『コッパダン〜恋する仲人〜』ではツンデレ主人公を好演。そのほかの代表作に『ブラームスは好きですか？』『ダリとカムジャタン〜真逆なフタリ〜』など。
■『朝鮮精神科医ユ・セプン２（原題）』主演キム・ミンジェ、インタビュー後編
――シーズン２が決まった時の気持ちは？
実はそもそもシーズン２まで制作するということが決まっていたんです。シーズン１から休まず撮影に入ったので、シーズン別というより、一本の作品のような感覚でした。ただ、台本が最初から全話完成されていたわけではなく、また１と２ではトーンもかなり違いますが、ユ・セプンという人物をより多角的に描くことができました。シーズン２にはロマンスが追加されたので、多様な姿を見せることができたと思います。
――特に、シーズン１に比べてパワーアップした点はどんなところですか？
シーズン１はユ・セプンが医者として生まれ変わっていく過程を描いたとすれば、シーズン２では専門医となってより多くの患者の治療に携わり、ウヌとのロマンスが重点的に描かれていきます。セプンの父の復讐が果たされていくなど物語の完結に向かう過程を描いたので、きっと多くの感情を感じとっていただけるのではないかと思います。
――このドラマを通して、医療の技術は進化しても、心の病やそれを癒す方法は時代が変わっても相違ないと思いました。もしミンジェさんが朝鮮時代に生まれていたら、どんな職業を選んだと思いますか？
僕の職業ですか。うーん、どうだったでしょう？ 綱に乗って、芸人をしていたでしょうか？ 今と同じようなこと（俳優のようなこと）をしていたのではないでしょうか。
