私たちのブルース』で久々にドラマ復帰し、年上の海女に一途な想いを寄せる漁船船長役を甘く柔らかに演じたキム・ウビン

 彼が映画界の気鋭監督と組んだNetflixオリジナル作品『配達人〜終末の救世主〜』が、配信早々視聴ランキングトップ10入りし、話題を呼んでいる。

■キム・ウビン、ソン・スンホン出演『配達人〜終末の救世主〜』、少年役の新鋭カン・ユソクにも注目!

 物語の舞台は、深刻な大気汚染のため、防毒マスクなしでは生きられなくなった近未来の世界。厳格な階層システムが形成され、正常に機能しなくなった社会の中で、権力に戦いを挑む“伝説の配達人”5-8の活躍を描く。

  並外れた戦闘能力を持ち、“配達⼈”たちのリーダーとしてカリスマを発揮する5-8を、キム・ウビンが担い、タフでクールなヒーロー像を作り上げている。また、酸素を資本に世界を⽜⽿るチョンミョングループの御曹司リュ・ソクを人気俳優ソン・スンホンが引き受け、憎々しい悪役ぶりを見せている点も見もの。

 また、VFXを『イカゲーム』や『今、私たちの学校は…』も手掛けたWestworldが担当し、荒廃した終末世界をリアルに表現している。

 なにより本作で目を引くのは、5-8に憧れ、配達⼈になることを夢⾒る難⺠の少年ユン・サウォルの生き生きとした姿だ。実は隠された能力を持つ彼が、“師匠”5-8のもとで特訓を積み、配達人となっていく過程はまるで少年漫画のようで、応援したくなる。寡黙な5-8とがむしゃら少年サウォルの師弟の関係も相性もいい。