――チ・チャンウクさんとウィ・ハジュンさんはこれまでもアクションを演じることが多かったですが、今回じかにお互いのアクションを見て感じたことはありますか。
チ・チャンウク ハジュンは実際に格闘技、ボクシングなどを習っているので、基本的にアクションをするさまがカッコいいんです。テクニックも専門的で、ものすごく上手くてカッコいいんです。僕は今回、ハジュンのアクションを初めて見ましたが、本当に上手くて驚きました。反面、僕は格闘技を習ったことがないんです。暴力的なことも嫌いだし(笑)。
ウィ・ハジュン こういうのが好きだもんね(といって、キャラクターシールが貼ってある水筒を指さす)。
チ・チャンウク 可愛いのが好きなので(笑)。ハードな運動をしたことがないので、ハジュンを見て、そういう運動をするのも演技の役に立つんだなと思いました。いつか、僕がこれからもっとアクションをしなければいけない状況になったときには専門的なアクション、格闘技やボクシングとか、そういうものを習う必要もあるかもしれないと思いましたね。このドラマを観るとわかると思うのですが、本当にハジュンのアクションがカッコいいんです。劇中のチョン・ギチョルという人物は犯罪組織のボスです。ボスらしい感じを受けることができるのではないかと思います。
ウィ・ハジュン ありがとうございます。僕は兄さんの『ペク・ドンス』『ヒーラー』『K2』など、様々なアクションドラマを観てきました。俳優になる前から観てきて、韓国でこのビジュアルでこんなにアクションする人は唯一無二だと思っていました。アクションが上手いことは当たり前に知っていたのですが、実際に目の前で見て驚きました。単なるアクションの動作、テクニック的なことだけでなく、そのなかに感情が入っているんです。感情が浮かぶアクションをするんですよ。僕は単純に決められた型を早く動作すること、正確に動くことに忙しいのに、兄さんのアクションを見ると、その感情、その状況だから、この人物としてこうアクションするんだというのがわかるんです。次の作品では、そんな学びを活用して、そのままもっと深い感情までよく見えるようなアクションができるのではないかと。たくさん役に立ちました。
チ・チャンウク 次の作品はアクションがないって言っていたじゃん。
ウィ・ハジュン はい、ないです。
(全員爆笑)
●『最悪の悪』ストーリー
1995年、韓国から日本へ流れる麻薬密売組織を解体するため、韓国と日本が合同捜査に乗り出す。ある事情により出世コースから外され、地方でくすぶっている刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、同じ警察官にもかかわらず、どんどん出世していく妻ユ・ウィジョン(イム・セミ)を前に複雑な気持ちを抱えていた。そんななか、昇進したくないかという先輩からの提案で新興犯罪組織「江南連合」に潜入捜査することに。正体を偽り、うまく組織に入り込んだジュンモだったが、妻のユ・ウィジョン(イム・セミ)が組織のボス、チョン・ギチョル(ウィ・ハジュン)との過去の縁を知る。
逃れられない運命の輪に巻き込まれ、不安が募っていくジュンモ。ウィジョンとギチョルの関係とは? 江南連合の実体は? 真実を解き明かすため、ジュンモは組織により深く関わっていくことになるのだが……。
●配信情報
『最悪の悪』
ディズニープラス スターにて独占配信中
(全12話/毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信)
監督:ハン・ドンウク『傷だらけのふたり』(映画) 脚本:チャン・ミンソク
出演:チ・チャンウク『ヒーラー~最高の恋人~』『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』『都会の男女の恋愛法』、ウィ・ハジュン『ロマンスは別冊付録』『イカゲーム』『シスターズ』、イム・セミ『ショッピング王ルイ』『女神降臨』
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