今年で第9回を迎える韓国の大衆文化芸術授賞式「2023 APAN STAR AWARDS」が、12月30日にソウル中区東大門デザインプラザ(DDP)にて開催された。
対象となるのは、2022年8月~2023年10月までに放送・配信された韓国内のすべてのドラマ作品。地上波放送作から躍進著しいディズニープラスやNetflix作品も同じ土俵に立っての選定となるため、混戦が予想されたが、“今年の顔”となったのは、『キング・ザ・ランド』のジュノ(2PM)。
『恋人(原題)』のナムグン・ミン、『財閥家の末息子〜Rich Reborn〜』のソン・ジュンギ、『カジノ』のチェ・ミンシクら錚々たる顔ぶれを抑え、大賞の栄誉に輝いたほか、計5冠という圧倒的強さを見せた。
■「2023 APAN STAR AWARDS」受賞結果、2PMジュノ『キング・ザ・ランド』5冠!
『キング・ザ・ランド』は、NetflixグローバルTOP10のテレビ部門(英語、非英語)で総合1位も記録した(7月17日~23日)ほどの世界的ヒットとなったが、W主演のユナ(少女時代)とともに受賞したベストカップル賞、人気賞など、大賞以外の4部門はすべてファン投票によるもので、その人気の高さを見せしめることに。
ジュノは大賞受賞の際のスピーチで、俳優仲間やスタッフへの感謝と労りの言葉をこのように伝えた。
「『キング・ザ・ランド』という作品は、見る人すべてが幸せになれるようにと思って選んだ作品でした。この作品を作るために、本当に多くのスタッフが喜怒哀楽を少しでも楽しく表現しようと努力しました。この賞は、監督、脚本家、そして出演した俳優たちを代表してもらった賞だと思います。現場がいつも楽しければ、視聴者の皆さんにも心からその感情が伝わると信じています。
『赤い袖先』以来の大きな現場で、喜びと幸せにあふれた現場を作ろうと心に誓って臨んだのですが、監督やイム・ユナさんにも同じ意思があったおかげで楽しい現場になりました。
先ほど(功労賞を受賞した)ビョン・ヒボン先生や先輩方がおっしゃったように、俳優は“喜怒哀楽”を表現をしなければならない職業で、自分たちが幸せでなければ視聴者の方々にもそのエネルギーがうまく伝わりません。だから、最善を尽くして、いつも幸せでいてほしいという言葉を皆さんに差し上げたいです。
人生は短く、感情は無限だから、皆さんが感じる喜怒哀楽を我慢せず、健全な方法でお互いに愛を伝え、悲しみを分かち合う、そんな2024年になってほしいです」
以下は主な受賞結果。
●大賞
ジュノ(2PM)『キング・ザ・ランド』
●作品賞
『シスターズ』
●演出賞
パク・インジェ、パク・ユンソ『ムービング』
●作家賞(脚本家)
カン・ユンソン 『カジノ』
●功労賞
ピョン・ヒボン
●中編ドラマ男優最優秀演技賞
リュ・スンリョン 『ムービング』
●中編ドラマ女優最優秀演技賞
●長編ドラマ男優最優秀演技賞
●長編ドラマ女優最優秀演技賞
●中編ドラマ男優優秀演技賞
チョ・ハンチョル 『財閥家の末息子~Reborn Rich~』『スティーラー ~七つの朝鮮通宝~』
●中編ドラマ女優優秀演技賞
オム・ジウォン 『シスターズ』『残酷なインターン』
キム・ソヒョン 『紙の月』
●長編ドラマ男優優秀演技賞
ソン・ホジュン 『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』
●長編ドラマ女優優秀演技賞