■大ヒット映画『国際市場で逢いましょう』で主人公が通った道

 チャガルチ市場の店舗や露店で商売する女性たちのなかには、朝鮮戦争の避難民やその家族がいる。映画『国際市場で逢いましょう』で半島北部から避難してきた主人公ドクス(ファン・ジョンミン)と同じような境遇の人たちだ。

 トロ函をたくさん積んだリアカーを引っ張ったり、年老いたドクスと船長になる夢に一歩近づいた若いドクスがすれ違ったりする劇中シーンを思い出す。

 夜も7時を過ぎると、人通りは少なくなるが、市場の灯りはまだ消えない。さらに、夜10時を回ると、路面店から人の気配がなくなり、その向こうの水協(漁協)共同販売場が賑わい始める。遠くにはライトアップされた南港大橋の姿を見ることもできる。

 少なくとも朝と夜の2回、この新東亜水産市場の踊り場からチャガルチ市場を眺めてみてもらいたい。シャッターボタンを押さずにはいられなくなるはすだ。

夜7時過ぎのチャガルチ市場、同じ場所から西方向を撮影
夜10時を回ると路面店からは人気がなくなり、水協が賑わい始める。遠くにはライトアップされた南港大橋の姿が