続いてはゲームコーナー。抽選で選ばれた10人が、 AB チームに分かれて対決することに。ファンの方が舞台にあがり、自分の名前を答えているとき、前方ステージにまた出て行ってファンサービスを始めるキム・スヒョンに、MCから「名前、聞いてますか?」と突っ込まれる始末。

「はいはい。田中さん、坂本さん、すみません、あー全然違いますね」と適当な名前を言って返すので、もう大爆笑。ユーモア感覚が優れているというのか、当意即妙の受け答え。しかも日本語で笑わせてくれるのがすごい。

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■歌ウマ俳優キム・スヒョン、日本語の“あの”名曲熱唱で大盛りあがり!

  ファンミ終盤は歌のコーナー。英語のバラード曲に続いて披露してくれたのが日本のファンのために準備した米津玄師の「Lemon」。個人的に好きな曲なのだとか。歌い終わると、ひときわ大きな拍手と歓声が上がる。照れ隠しなのか「ヤベッ、ヤッベーじゃん」を連発。そして、「もう少しテンポの早い歌を歌ってみます」と歌い出したのが、何と近藤真彦の『ギンギラギンでさりげなく』。これには会場も大盛り上がりだ。

 さらにこの曲をバックにトロッコに乗車し、手を振ったりサインボールを投げながら会場を周遊。回り終えてステージに上がってきて開口一番。「これ文章として合ってるかわかりませんが」と前置きしたところで、日本語で「届かないね~」。それだけ遠くの席までボールを投げてあげたかったのだろう。

 最後に今日の感想を聞かれると、「本当に頑張って上手にお見せしたかったんですけれど……、でもさらに完成させてまた来たいと思います。歌の練習だけでなく作品を通してまた皆さんにお会いしたいです」

 8月から次の作品が撮影がスタートするそうで、「今度の役はペク・ヒョヌほどカッコよくないです。また8月から一生懸命準備して、皆さんにお会いしたいです」と締めくくった。

 そして、熱いアンコールを受けて再び登場。『涙の女王』のOSTから自身のナンバー『Way Home』を歌ったとき、少し瞳が潤んでいて、ライトにキラキラ光る涙が本当に美しかった。

 最後は泣き笑いの表情で「カムサハムニダ(ありがとうございます)」を繰り返し、投げキッスをして去っていったキム・スヒョン。

 随所でエンターティナーぶりを発揮して、当意即妙、何をやりだすか、言い出すかわからない自由さがある。そんなユニークなところも相変わらずなのが頼もしく、また、彼自身が本当に嬉しそうにファンの愛に応えていて、胸熱のファンミだった。

●キム・スヒョン Profile

1988 年2 月16 日生まれ、180cm。高校時代から演技を始め、舞台や短編映画などを経て、2007 年、シチュエーションコメディ『キムチ・チーズ・スマイル』で本格デビュー。11 年の青春ドラマ『ドリームハイ』でブレイク後、『太陽を抱く月『』星から来たあなた』、 最新作『涙の女王』まで主演するドラマは、軒並み韓ドラ史上に残る大ヒットを記録。凝り性で、演技以外でもボウリングの腕はプロ並みを誇る。

キム・スヒョン日本公式ファンクラブ https://kimsoohyun.jp/

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