『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』や『愛の不時着』、そして『涙の女王』と、世界的ヒット作を生み出し続けている韓国屈指のドラマ制作会社、Studio Dragon(スタジオドラゴン)。このヒットメーカーが世に送り出した名作を味わい尽くす日本スペシャルイベント「K-ドラマフェス 2024 with Studio Dragon」が、去る10月12日、千葉・幕張メッセイベントホールで開催された。
今回のイベントでは、日本でも話題を呼んだ『ヴィンチェンツォ』より強烈な悪役演技で存在感を放ったオク・テギョンと、名作として高く評価された『悪の花』より秘密を抱えて生きる主人公を繊細な演技で魅せたイ・ジュンギが登壇し、作品の魅力をたっぷり語る贅沢な時間となった。
今回は、昼夜公演のうち昼公演の模様をレポート。まずは、最初に登場したオク・テギョン『ヴィンチェンツォ』パートから。
■“俳優”テギョン、『ヴィンチェンツォ』語りでトーク力炸裂!
観客の大歓声を受けて、ステージ中央に登場したテギョン。シックなスリーピーススーツをさらっと着こなし、知的な雰囲気で客席に投げキッス! さすがアイドル、ファンサービスも完璧だ。
開口一番、「大事な週末に僕と、このドラマフェスを見に来てくださってありがとうございます」と流暢な日本語で挨拶。さらに、「今日は“俳優としてのテギョン”なので、低めの声です」と“あえて”低音ボイスで話してみせるなど、お茶目さも。日本での活動も豊富な彼は、この日もほぼ日本語でトークを行い、冗談も織り交ぜ、会場を沸かせていた。
イベントでは、テギョンにとって初の悪役作品となった『ヴィンチェンツォ』のトークもたっぷり。
最初に台本をもらったときは1~2話分しかなく、自身が演じたチャン・ジュヌの登場シーンはわずか。脚本のパク・ジェボム作家に「僕、あまり出ていないですけど大丈夫ですか?」と聞いたところ、「これは大事なキャラクターだから!」と説得されたのだのか。