新しいドラマを見るたび、新たな推しに出会ってしまう。主人公に限らず、脇役に至るまで、気になる俳優が多すぎて!という人も多いのは。

 振り返ってみれば、昨年の韓ドラ界を輝かせたのは、“遅咲きスター”たちだった。

 日本のTBSドラマ『Eye Love You』のヒットにより新たな韓流スターにのし上がったチェ・ジョンヒョプ(1993年5月19日生まれ)を筆頭に、『ソンジェ背負って走れ』のビョン・ウソク(1991年10月31日生まれ)や『私の夫と結婚して』のナ・イヌ(1994年9月17日生まれ)、と下積み時代を経たアラサー俳優たちが続々とブレイク。

 果たして、2025年はどんな俳優にスポットが当たるだろう?

■『トラウマコード』『オク氏夫人伝』で大注目!硬軟自在な演技で魅了するチュ・ヨンウ

 年明け早々に多くの韓ドラファンを沼落ちさせているのは、若手俳優チュ・ヨンウだ。

 Netflixで連日視聴ランキングトップ10入りしている話題の医療ドラマ『トラウマコード』のメガネの研修医ヤン・ジェウォン役で注目度急上昇中の彼。チュ・ジフン演じる破天荒な天才外科医ガンヒョクに気に入られ、奴隷のようにこき使われながら、一番弟子として成長していく愛すべきキャラクターを体当たりで演じ、等身大の魅力を放っている。

 加えて、U-NEXTで独占配信中の時代劇『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』では、軽妙洒脱な旅芸人と彼に瓜二つの生真面目な武官の一人二役を担い、一途なロマンスでも魅せている。

 現地でも、韓国企業評判研究所によれば、2025年12月27日から2025年1月27日まで公開されたドラマ、映画、OTT作品に出演中の俳優100人のブランドビッグデータ「俳優ブランドランキング」において、『イカゲーム2』のイ・ジョンジェを抑えて、チュ・ヨンウが2位を記録(1位は『わたしの完璧な秘書』のイ・ジュニョク)。まさに、“時の人”といえよう。

 大注目のチュ・ヨンウだが、実は初めて知ったという人も多いのでは?

 1999年6月5日生まれ(現在25歳)のチュ・ヨンウは、2021年に俳優デビュー。警察大学を舞台にした青春ストーリー『警察授業』でジニョン(B1A4出身)演じる主人公の恋敵役で目を引き、新人俳優の登竜門と言われる『学校シリーズ』2021年版の『トキメク☆君との未来図』でメインキャストに抜擢される。

 その後も、ヒーリングラブコメディ『田舎街ダイアリーズ』、激動の近現代を舞台にした青春ロマンス『オアシス〜君がいたから〜』と主演作品が続き、無口で無愛想、有能で冷酷といった“ツン”キャライメージで女性視聴者の指示を集めるように。

『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(C)SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.