韓国若手俳優の中でも、確かな演技力で高い評価を得ているチャン・ドンユン。『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』では優美な女装姿と瑞々しい恋模様を、『砂の上にも花は咲く』では韓国相撲に情熱を注ぐスポーツ青年を好演。感動名作『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~』では、心の痛みを抱える青年の繊細な心を演じるなど、時代劇からスポーツ青春劇、ファンタジーやヒューマンドラマなど、さまざまなジャンルで作品ごとに異なる姿、表情を魅せている。

 そんなチャン・ドンユンが初の本格悪役を演じたボディチェンジ・アクションスリラー映画『デビルズ・ゲーム』が初上陸! 劇場公開中だ。

■刑事か稀代の殺人鬼か!生き残るのどっちだ? 残忍な連続殺人犯と彼を追う刑事の息もつかせぬ攻防の行方

 映画『デビルズ・ゲーム』は、殺人を楽しむ犯罪グループを率いる稀代のサイコパス殺人鬼ジュニョンと、彼を仕留めるためにならなんでもやる覚悟をもつ熱血刑事ジェファンの戦いを描くアクションスリラー作品だ。しかも、あろうことか彼らの肉体が入れ替わってしまう!この皮肉な“ボディチェンジ”により、中身は殺人犯の刑事、中身は刑事の殺人犯が、追いつ追われつの攻防を繰り広げることになるのだ。

 刑事か稀代の殺人鬼か、息もつかせぬ攻防はもちろん、その衝撃的な展開から目が離せない。

 これまで誠実な役柄や爽やかな役柄を演じることが多かったチャン・ドンユンにとって、新たなる挑戦となった作品だったといえるだろう。そんな初の本格悪役、さらに一人二役演技を披露したチャン・ドンユンに話を聞いた。

ーー最初にオファーをもらった時や脚本を読んだ時の感想・印象などを教えてください。

「とても衝撃的で興味深い作品だなと感じました。台本が新鮮だったので、挑戦してみたいという気持ちが湧いたんです。刑事と凶悪殺人犯の対決を描くストーリーはよくあるものですが、ボディチェンジという独創的な素材を掛け合わせることでうまく展開していると思います」