●傑作ラブコメ/ランキング5位『コーヒープリンス1号店』(2007年)
男装女子がヒロインになる、という設定の代表的な傑作。ユン・ウネの美少年ぶりとコン・ユの大人の魅力がドラマをグングン盛り上げた。東京・新大久保にはドラマにあやかったカフェができて連日の大行列になっていた。あのブームが懐かしい。
●傑作ラブコメ/ランキング4位『華麗なる遺産』(2009年)
『春のワルツ』で主役を演じたハン・ヒョジュが、一気に最高視聴率47.1%の超メガヒット作のヒロインになった。
主人公コ・ウンソンは、最愛の父が亡くなって継母に徹底的にいじめられて追い出される。たまたま街で人助けをした縁で飲食チェーンの後継者に指名される。創業一族の孫ソヌ・ファン(イ・スンギ)とことごとく対立するが、職場で一緒に働く中で素敵なロマンスが芽生えていく。「揉めながら惹かれあう」というシチュエーションはラブコメの典型パターンだ。
●傑作ラブコメ/ランキング3位『美男<イケメン>ですね』(2009年)
「韓流のプリンス」チャン・グンソクの人気の凄まじさをずっと見ていた。その頂点が、このドラマのツンデレ主人公だ。あれほど「華やかすぎる主役」は他に思い浮かばない。物語は、人気バンドに加わった男装のヒロインがメンバーのイケメン3人とドタバタを繰り広げるという話。チャン・グンソクのカリスマ性によって韓流にもアイドルブームが一気に巻き起こった。
●傑作ラブコメ/ランキング2位『キム秘書はいったい、なぜ?』(2018年)
パク・ソジュンは兵役中にパク・ミニョンの出演するドラマを楽しみに見ていた。俳優になって、「あこがれの人」と共演できて、どれほど感激したことだろうか。
そんな彼が演じたのは、ルックスも頭脳も完璧な財閥副会長イ・ヨンジュン。典型的なナルシストなのだが、長く勤めてくれたキム秘書(パク・ミニョン)が突然辞めると言い出してからガタガタに崩れてしまう。なんとかキム秘書を思い留まらせようとするのだが、世間に疎い弱点がもろに出て失態を繰り返していく。「美男美女コンビのラブコメはこれに尽きる!」という雰囲気が満載のドラマだった。
●傑作ラブコメ/ランキング1位『私の名前はキム・サムスン』(2005年)
当時はただ感心して笑いながら見ていたが、20年経ってみると、「これ以上のラブコメはまだないなあ」と改めて実感させられる。まさに金字塔。ちょっと太めで酒癖が悪いというヒロイン(キム・ソナ)にもびっくりしたが、そんな彼女と契約恋愛する御曹司ヒョン・ジノン(ヒョンビン)もあまりにイケメンすぎた。
物語の設定、俳優、登場人物のキャラ、ストーリー、コミカルなエピソード、終盤の展開……どれも文句なしだ。