――暑い日が続くなかでの撮影だったそうですが、撮影中のムードメーカー、あるいは“ハオナ四人衆”のリーダーは誰ですか?

イニョク「状況によって変わったと思います。その日のコンディションのいい人が、日替わりでムードメーカーになっていました」

ゴンジュ「リーダーシップといえば……」

ジェチャン「ジウンさんじゃない?」

ジウン「たぶん、私だと思います。一番年上なので」

ジェチャン「だから最初は、大姉様と呼んでいたんですよ」

ジウン「ジェチャンだけね(笑)」

ジェチャン「撮影の時もジウンさんが引っ張っていってくれたので、撮影も早く終わりました」

――これからこの作品を見る視聴者の方々にお勧めするポイントは?

イニョク「僕は龍天楼の中と外、その雰囲気や色の違いを見る楽しみもあると思います。龍天楼の中での僕たちは、従業員見習いとしての初々しさがあるので、明るくて爽やかな雰囲気のシーンがたくさんあります。一方、龍天楼の外では王室の話や政治的な権力争いの話があるので少し重厚感があります。そのあたりをポイントを見ると面白いのではと思います」

ジウン「ポスターだけを見ると、大きい旅閣を舞台にした青春成長ロマンスにだけ見えますが、単純にそれだけではなくて、とてもスペクタクルで興味津々の事件が次々と起きます。その事件の流れを意識して見るとスリルを感じながら楽しく見られると思います」

イニョク「そうですね、青春時代劇ロマンスというだけでは想像つかない“深い話”もあります」

ジウン「本当にたくさんの話がありますが、秘密です」

ゴンジュ「そんな中でも、まずは“成長記”ですよね。若者が成長する姿を見る達成感? それが大きいと思います」

ジェチャン「スラは龍天楼の外で起きていることを知らないので、スラの立場からの視聴ポイントをお話しすると、出会った頃の4人はお互いをあまり好きじゃないです。でも、お互いを助け合い、正社員への昇格競争を生き残るなかで四人衆の絆が強まります。なので、事件が起きることで深まる友情のところも面白いと思います」(インタビュー後編に続く)

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●『チェックイン漢陽〈ハニャン〉』あらすじ

 王宮よりも煌びやかといわれる、朝鮮一の旅閣「龍天楼〈ヨンチョンル〉」。その主人チョン・マンドク(キム・ウィソン)は金の力で王をも操ろうとする野心家だ。

 彼らから王室を救う鍵となる「黃銅金匙〈ファンドングムシ〉」を見つけたい王の長男、ムヨン君ことイ・ウン(ペ・イニョク)。亡き父の死の真相を突き止めるため、男装して生きてきたホン・ドクス(キム・ジウン)。龍天楼で成功することを切実に願うコ・スラ(パク・ジェチャン)、龍天楼の後継者チョン・ジュナ(チョン・ゴンジュ)。それぞれ秘密と目的をもつ4人の若者が、龍天楼の見習いとして、同じ部屋「下下房〈ハハバン〉」で暮らすように。

 龍天楼に入る前から悪縁のウンとドクスとはなにかと対立。教官からも目をつけられ、「ハオナ四人衆」と呼ばれる問題児チームとなるが、負けず嫌いなドクスのペースに巻き込まれて苦楽をともにするうちに、友情が芽生えていく。一方、義州商団から来たミョンホ(イ・ホウォン)はそんな4人を目の敵にし、何度も陥れようとするが……。

 やがて天敵だったドクスへの複雑な気持ちに戸惑うウン。ドクスが女性であることにいち早く気づき、彼女を守ろうとするジュナ。ドクスもジュナも気遣うスラ、4人の関係性も少しずつ変化していき……。

●作品データ

[2025/全16話]演出:ミョン・ヒョヌ『王になった男』『サーチ〜運命の分岐点〜』(ともに共同演出) 脚本:パク・ヒョンジン

出演:ペ・イニョク『烈女パク氏契約結婚伝』『チアアップ 』、キム・ジウン『わずか1000ウォンの弁護士』『となりのMr.パーフェクト』、チョン・ゴンジュ『偶然見つけたハル』『コッソンビ 二花院〈イファウォン〉の秘密』、パク・ジェチャン 『セマンティックエラー』『我が家〜嘘のかけら〜』

韓国放送版 Blu-ray BOX1&DVD-BOX1 8月6日発売、Blu-ray BOX2&DVD-BOX2 9月3日発売

Blu-ray&DVD発売・販売元:ポニーキャニオン

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