さまざまなジャンルのドラマに引っ張りだこで、飛ぶ鳥を落とす勢いのチュ・ヨンウ。『トラウマコード』では人間味にあふれ、優秀な才能を徐々に開花させる若手医師、ヤン・ジェウォンを熱演。その演技が評価され、第4回「青龍シリーズアワード」の新人男優賞に輝いた。
そんな大ブレイク中のチュ・ヨンウが、幼い頃から厄に苦しめられる青年、ペ・ギョヌを演じる『巫女と彦星』がPrime Videoで独占放送中だ。ギョヌにひとめぼれし、彼を取り巻く厄を祓うことに尽力する高校生の巫女、パク・ソンアをチョ・イヒョン(『賢い医師生活』『今、私たちの学校は…』)が演じる。(以下、一部ネタバレを含みます)
■チュ・ヨンウ&チョ・イヒョン主演『巫女と彦星』見どころは?
●『巫女と彦星』ストーリー
18歳のパク・ソンア(チョ・イヒョン)は、昼間は高校生、夜は巫女として二重生活を送っている。ある日、法堂に祖母(キル・ヘヨン/『ワンダフルワールド』)とともに訪れた青年、ペ・ギョヌ(チュ・ヨンウ)が、ソンアの目には逆さまに映った。それは、彼の死期が近いことを意味するのだ。これまでの度重なる不幸から、なんとか孫のギョヌを救いたいと懇願する祖母。
自分の理想にピッタリの容姿と、秘めた優しさをもつギョヌにひとめぼれしたソンアは、ギョヌを救うと約束する。しかし、師匠である神母(キム・ミギョン/『白雪姫には死を』『サムダルリへようこそ』)から「死期が近い人間を救うのは、自分の命を落とすことになりかねず、危険」と猛反対される。
翌日、ソンアのクラスにギョヌが転校してくる。喜ぶソンアだったが、幼い頃から厄に苦しめられ、両親にさえ見捨てられたギョヌは、祖母以外の人間に硬く心を閉ざしていた。ギョヌが巫女を嫌っていることを知ったソンアは、自分が巫女であることを隠し、余命21日のギョヌを全力で救おうと決意する。果たして、ソンアはギョヌを救うことができるのか……。
●『巫女と彦星』見どころ
『巫女と彦星』は、これまでの「憑依もの」とは異なり、ロマンス要素が散りばめられているので、オカルトが苦手な視聴者でもぐいぐいと惹きこまれていく。
チョ・イヒョンは1999年生まれ(今年26歳)で、本作では実年齢より8歳も若い18歳の高校生を演じているが、制服姿に違和感がなく、巫女のコスチューム姿もとてもキュートだ。
同じく1999年生まれのチュ・ヨンウは、『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』では、主人公のクドク(イム・ジヨン/『ザ・グローリー~輝かしき復讐』)の運命に大きくかかわる2人の男性ソン・ソインとソン・ユンギョムの2役を演じた。本作でも、ジキルとハイドさながら、悪霊のボンスと不幸な運命に苦しむギョヌの2役を見事に演じ分けており、演技力の高さを見せつけている。
アーチェリーの名手であるギョヌの弓を放つ姿が凛々しく、ワイルドなチュ・ヨンウを見ることができるのも、このドラマの魅力といえる。
ソンアに思いを寄せつつ、ギョヌを霊から守ろうと大活躍をするピョ・ジホ(チャ・ガンユン/『いつかは賢いレジデント生活』)の優しさにも心を揺さぶられる。
また、ソンアの師匠である神母とともに、悪霊祓いに力を注ぐお守り作りの名人・花郎子(ユン・ビョンヒ/『Missナイト&Missデイ』『ヴィンツェンツォ』)、幼い頃からソンアを温かく見守るおば(イ・スミ/『おつかれさま』『賢い医者生活』)という巫女トリオの懸命さにも注目だ。いっぽう、美しすぎる巫女・ヨンファ(チュ・ジャヒョン/『ナルコの神』『シスターズ』)がギョヌを苦しめ、ソンアや神母に恨みを爆発させる姿が、とても恐ろしく哀しい。
原作はドラマの原題『牽牛と仙女』と同名のウェブトゥーン、演出は『旋風』のキム・ヨンワン、脚本はヤン・ジフンが務めた。
●配信情報
『巫女と彦星』Prime Videoで独占配信中
[2025年/全12話]演出:キム・ヨンワン『旋風』『あなたが願いを言えば』 脚本:ヤン・ジフン
出演:チョ・イヒョン『賢い医師生活』シリーズ、チュ・ヨンウ『広場』『田舎街ダイアリーズ』、チャ・ガンユン『交渉の技術』『卒業』、チュ・ジャヒョン『トリガー ニュースの裏側』