■『巫女と彦星』ヒロインの住まいと神堂のロケ地京畿道・楊平

『巫女と彦星』のヒロイン、ソンアの住まいと仕事場である神堂の撮影は、韓国北西部、京畿道・楊平(ヤンピョン)にある韓屋スタジオ・招隠堂(チョウンダン)で行われた。招隠堂は、結婚式やイベントなどに利用できるレンタルスペースだ。

 首都ソウルをドーナッツのように取り巻く京畿道の中東部に位置する楊平郡は、郡の北部に龍門山をはじめとした山がそびえ、北東から西へと流れる北漢江と、南東から西へと流れる南漢江が郡の西部で合流する。

 龍門山の麓に、統一新羅時代に創建された龍門寺(ヨンムンサ)という寺院がある。本堂にあたる大雄殿の扉にあしらわれた竹、菊、あやめ、梅などの彫刻が見事で、参拝者の目を惹く。

 この寺のシンボルといえるのが、巨大なイチョウの木だ。高さは42m、樹齢1000~1500年と推測されており、天然記念物第30号に指定されている

『巫女と彦星』でヒロインの仕事場・神堂のロケ地、京畿道・楊平には、統一新羅時代に創建された龍門寺がある
龍門寺のシンボルである樹齢1000年を超える大イチョウの樹

●楊平へのアクセス

ソウル・清凉里駅から楊平駅までムグンファ号で約30分。