■『大統領暗殺裁判 16日間の真実』ロケ地、忠清北道・清州にある元・大統領の別荘、青南台
劇中でテジュを救うために証言台に立つ決意をした大物の住まいとして登場したのは、「南の青瓦台」と呼ばれる青南台(チョンナムデ)の本館だ。韓国中央部、忠清北道の道庁所在地である清州(チョンジュ)市の南部に位置する大清湖の畔に建つ。
1980年、大清ダム竣工式に出席した全斗煥大統領(当時)が、大清湖一帯の景観に魅了されたことがきっかけで、大統領の別荘として建設された。その後、20年間に亘り全斗煥、盧泰愚(ノ・テウ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)という5名の大統領が休養に利用した。劇中登場した本館は、大統領が宿泊・執務を行っていた建物だ。
現在は一般開放されていて、広大な敷地には、養魚場、庭園、音楽噴水、迎賓館などが整備されている。豊かな自然環境に恵まれ、四季折々の野生花を楽しむことができる。特に秋は、美しく紅葉するメタセコイアやイロハモミジが、訪れる人々を魅了する。

●清州までのアクセス
成田、関西、福岡をはじめ、日本の各地から清州国際空港まで直行便が就航。ソウル高速バスターミナルから清州市外バスターミナルまで約1時間40分。