絶命するときに血を吐いた布を預かったのが申氏と言われている。彼女はその布をやがて奸臣に渡して、燕山君が虐殺事件を起こすきっかけを作ってしまった。以上のことをみると、申氏の罪は決して軽くない。むしろ、重罪かもしれない。

『暴君のシェフ』に戻ると、シム氏は廃妃ヨン氏が亡くなる時の血の付いた衣を人形の中に入れているという。

 これも非常に暗示的である。チェサン大君はシム氏を使って、廃妃ヨン氏が死罪になったいきさつを捻じ曲げていくに違いない。

 果たして、どんな陰謀を企んでいるのか。イ・ホンは、チェサン大君が繰り出す魔の手から逃れることができるだろうか。

●配信情報

Netflixシリーズ『暴君のシェフ』独占配信中

[2025年/全12話]演出:チャン・テユ 脚本:fGRD

出演:イム・ユナ少女時代)、イ・チェミン、カン・ハンナ、チェ・グィファ、オ・ウィシク、ユン・ソア、イ・ジュアン、パク・ヨンウン、キム・グァンギュ、ホン・ジンギ