■『テプン商事』
ジュノ(2PM)が演じる主人公カン・テプンは毎夜ナイトクラブに行くような遊び人だったが、父親カン・ジニョン(ソン・ドンイル)の急死によって、倒産寸前のテプン商事の社長に就任することになった。
物語序盤の時代設定は1997年12月。韓国は深刻な経済危機に陥って、IMF(国際通貨基金)に緊急支援を要請していた。
国家が破産状態になる中で、テプンは大胆な行動に出る。失業者が街にあふれる事態にも「ピンチはチャンス」と考え、丈夫なシューズ、ヘルメット、手術用手袋などに目をつけて必死に売り込んでいく。先頭に立つカン・テプンの生き方が本当にまぶしかった。
1997年当時はまだ韓国も家父長制度が絶対的な存在だったが、『テプン商事』は有能な女性の働き方を真っ先に取り上げていた。めまぐるしく動く韓国社会の変化を如実に描いており、新しい時代の到来を予感させる先進的なドラマでもあった。
●配信情報
Netflixシリーズ『テプン商事』独占配信中
[2025年/全16話]演出:イ・ナジョン、キム・ドンフィ 脚本:チャン・ヒョン
出演:ジュノ(2PM)、キム・ミンハ、キム・ミンソク、クォン・ハンソル、イ・チャンフン、キム・ジェファ、キム・ソンイル、イ・サンジン、キム・ジヨン、キム・サンホ