■『恋の通訳、できますか?』最終話ロケ地ソウル・緑沙坪駅と周辺エリアを紹介

『恋の通訳、できますか?』最終話で出張先の釜山から戻ったホジンとムヒが再会する場面がある。撮影が行われたのは、ソウル地下鉄6号線の緑沙坪(ノクサピョン)駅だ。

 同駅は、2019年のソウル市公共芸術プロジェクトにより、光を活用した空間づくりや芸術作品の展示を行い、自然と芸術を調和させた文化空間に変貌した。劇中にも登場した、エスカレーター付近に配された赤、青、黄、白・4色の芸術作品は、特に印象的である。

『恋の通訳、できますか?』ロケ地、ソウル地下鉄6号線の緑沙坪駅

 同駅2番出口から10分ほど歩いた龍山区龍山洞2街一帯には、「解放村」がある。南山の南側の麓に位置する解放村は、リニューアルした新興(シヌン)市場を中心に、オシャレなレストランや、ソウルの町を一望できるカフェやバーなどが集まり、若者に人気のホットスポットとなっている。

 解放村の誕生の歴史は1945年まで遡る。日本からの解放直後、南山の丘にあった神社が取り壊されると、その跡地に国外で暮らしていた人々や、北朝鮮に戻ることができない失郷民たちがバラック小屋を建て住み始めた。その後、朝鮮戦争が始まると、行き場を失った人々がこの地に移住してきたという歴史へと続く。

 米軍が駐留している現在は、アメリカ人をはじめ、外国人居住者が多く、オシャレで若者に人気の街と化している。そんな解放村には、かつて神社の参拝に使われた108段の階段が現存し、今でも住民の通行路として利用されている。

緑沙坪駅2番出口付近にある解放村バス停から解放村方面を臨む