■怨念爆発!殺人ブルドーザー発進!
ヒーマイヤーはまずキルドーザーで隣接するコンクリート工場を破壊しはじめ、通報でかけつけたパトカーや停めてあった車を踏み潰しながらコンクリート工場を全壊させた。
その後、町の中心街区に向かって進んだ。対処が不可能だと判断した地元警察は、SWATの派遣を郡警察に要請した。その間にも、警官達の中にいた警察署の署長がキルドーザーに飛び乗ったが、既に溶接されていたため出入り口が見つからず、仕方なく脱出した。
中心街区に到着したキルドーザーは市庁舎を全壊させ、次にスカイハイニュース社の社屋を破壊し、続いて市長の自宅を粉砕した後、一旦郊外へと出た。その時、エンジンに流れ弾が当たってキルドーザーが故障し、焦ったヒーマイヤーは、キルドーザーを工具店に突入させた。工具店の建物が崩壊して身動きがとれなくなり、キルドーザーは停止した。
マーヴィンは、SWATの隊員が周囲を取り囲もうと接近したところで、所持していた拳銃を使い、キルドーザー内部で自殺した。こうしてキルドーザーの破壊活動は終息した。
破壊活動を行なっていた間、キルドーザーは警察やSWATから無数の拳銃や手榴弾による攻撃を加えられたが、いずれの攻撃にも全く無傷だった。マーヴィンの遺体搬出にはクレーン・酸素・アセチレン切断バーナーを用いたが、乗車口に到達するまでに12時間かかったという。
なお、この事件による被害は、グランビーの市役所やスカイハイニュース社の社屋、コンクリート工場、市長の自宅、工具店、パトカーや一般車両など7億円相当の被害がもたらされたが、死傷者はヒーマイヤー1人だった。