2024年10月に最新刊『憑いてる人は痩せません 生き霊『お祓い』ダイエット』(双葉社)を上梓した、霊視芸人のシークエンスはやともさん。11月2日にはナオキマンさんとの2万7000人規模のビッグイベントも開催、著書も次々刊行と、活動の幅を広げている。
そんなはやともさんに最新刊のテーマである「生き霊」についてお話を伺うインタビューの前編。まずは「生き霊ってどんな存在?」という素朴な疑問から──。
●取材・文:久野友萬/撮影:有坂政晴(ストゥスタジオ)
●シークエンスはやとも
1991年7月8日生まれ、東京都出身。吉本興業所属のお笑いコンビ「ポンゴ」のメンバー。幼少の頃から幽霊や生き霊が視える特殊な能力を生かして、多数のTV番組やラジオ、雑誌で活躍中。その的中力の高さから楽屋の前には霊視を依頼する芸人仲間が行列を作るほどで、その人気は留まる事を知らない。また、心霊話や考察を展開している自身のYouTubeチャンネル「シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。〜」は総再生回数6000万回を超えているほか、2020年8月と12月に2冊の著書、2021年9月には文庫本も発表するなど活躍の場を広げている。
●公式チャンネル『シークエンスはやともチャンネル~1人で見えるもん。~』
■生き霊ダイエットってなんだ?
シークエンスはやともさんの最新刊『憑いてる人は痩せません 生き霊「お祓い」ダイエット』(双葉社)は、「太る原因は生き霊にある!」という聞いたこともないダイエット本だ。
太っている人は、気づいていないだけで生きている人の「うらみつらみの念」を受けているのだという。しかも、この「念」には自分自身のネガティブな感情も含まれる。
そして、このネガティブな感情が「ネガティブな気」を呼び、それが体の代謝を悪くし、ジャンクフード、特にアイスを好む食生活に変え、睡眠の質を悪化させ、体を冷やし、“デブ体質”にする。
そのことに気づいたはやともさんは、きちんと風呂に入り、規則正しく眠り、ジャンクフードを食べない、などといったポジティブな生活に改善。さらに、風呂のお湯に塩を加えたり、生き霊を発生させやすい恋愛関係を整理したりするなどして、130キロから52キロまでなんと78キロもの大減量を果たしたのだった。
■砂粒のように執り憑く生き霊!
太っている当時の写真と現在のはやともさんを比べると、まるで別人。説得力はある。あるが、インタビュアーの私に生き霊を素直に信じるようなピュアなハートはない。生き霊とはネガティブな気持ちや生き方を改善するためのたとえ話なんだろう、うまいことたとえるなあと思っていたのだが……。
「見えますよ」
何が? 生き霊が?
「砂粒みたいな感じなんですよ」
??
「砂鉄みたいなものがぐちゃぐちゃと周りを漂う感じですね」
白からグレー、黒のグラデーションのなかで、どんな色合いなのか、漂っているのかベチャとくっついているのか、カラダのどこにとりついているのか、そうした違いでおおよそどういうものか見当がつくという。
「このつき方は女性だな、不倫関係だなとかセフレだなとか。奥さんを大事にしているんだなとかをなんとなく判断しています。不倫している人は不倫と文字が出るわけじゃないんで。ぼやっと判断している感じです」
生き霊、本当にいるのか。しかも憑かれると太るのか。なんてこった!