卵は韓国では漢字語でケラン(鶏卵)、固有語でタルキャルという。日韓に共通する身近な食材だが、日本とは微妙に食べ方が違う。今回は韓国で一般的な食べ方を5つ、韓国人にとってなじみ深い順に紹介しよう。

■【韓国人が好きな卵料理1位】メチュリアル・ジャンジョリム(うずらの卵の醤油煮)

 韓国ドラマサイコだけど大丈夫』にもたびたび登場したのが、うずらの卵の醤油煮だ。韓国家庭の冷蔵庫の中にかならず入っていると言ってもいい代表的な常備菜(ミッパンチャン)である。牛スネ肉やししとうと一緒に味を濃い目に煮ることが多い。

 飲食店で意外と見かけないのは、家で食べるものというイメージが強いせいだろう。韓国人にはこれとキムチがあれば、他のおかずは要らないという人が少なくない。

釜山の大衆食堂で副菜として出た、うずらの卵の醤油煮
釜山の台所、釜田市場で見かけたうずらの卵は、寒天やニンジンといっしょに煮たものだった