■パク・ミニョンの魅力が生きる『気象庁の人々』、年下男子ソン・ガンとの関係は?
そんな彼女が韓国JTBCで2月12日から始まった『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』で主演している。Netflixで同時配信されており、日本でも大人気になっている。
このドラマでパク・ミニョンが演じるのは、気象庁総括予報課長のチン・ハギョンである。彼女は順調にキャリアを重ねて出世していったが、同僚のハン・ギジュン(ユン・バク)との結婚が破談になり、職場で気まずい状況に陥っていた。そんな中で新たに部下として現れたのが、ソン・ガンが演じる予報官のイ・シウだった。
酔った勢いでハギョンがシウと一夜を共にするという展開には驚いたが、年上の上司と年下の部下の関係をより刺激的にして物語を縦横に動かす制作側の意図に身をゆだねて、視聴者もしばらくはハギョンの困惑に付き合っていくことになるのだろう。事実、ハギョンは一夜のことが原因でミスを重ねたり、シウの父親に金を要求されたり……と見ている人もハラハラせざるを得なくなる。とはいえ、ハギョンがうっぷんを晴らす場面には思わず喝采をあげた。特に強調したいのは二つの場面だ。
一つは、浮気で結婚を破談させたギジュンの職場に乗り込んで、ハギョンが彼のせこさを糾弾するシーンだ。2人で共同購入した必需品をギジュンが勝手に売り払ってしまったことを責め立てたのだが、ハギョンが浴びせた罵声は本当に歯切れが良かった。
もう一つは、ギジュンの妻となった気象庁担当記者チェ・ユジン(ユラ)の一方的な記事にハギョンが猛烈に抗議するところ。このときのハギョンは、前例がないほどの早さで出世している彼女の能力の高さを十分に見せつけた。強気なユジンも反論してきたが、そばで聞いていたギジュンが代わりに謝罪に追い込まれるほどハギョンには迫力があった。
結局、『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』で強く生きるハギョンを演じているパク・ミニョンは、彼女の持ち味が一番生きるキャラクターを痛快に演じきっている。そう思うと、このドラマがますます面白くなってくる。