ーーバラエティ番組『車輪のついた家』では、役のイメージとは違う、親しみやすい素顔を発揮していますね。バラエティ番組に出演してみて、変わったことはありますか？
キャンプが嫌いでしたが、おかげで好きになりました（笑）。「ただ行って、キャンプをすればいい」と、無理やり背中を押されて始めたので、最初は「どうにでもなれ！」という気持ちでした。視聴者の皆さんは「こんな面があったのか」と、意外な姿を見てくれたと思います。私にとってもありがたい番組になりました。
知らない人たちと対話をしながら、それぞれの人に哲学があって一生懸命生きているのだなということを改めて感じました。また、自然の中で過ごす時間が増えたことで、いろんなことを考えるようになりました。
『声／姿なき犯罪者』ⓒ2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVEDーー番組の中で共演した方の中で最も印象に残っている人は？
すべてのゲストが印象深かったですし、俳優として皆、同じように感じているのだなと、共感することができました。
歌手で俳優としても活躍するIUさんが出演した時、パラグライダーに初めて挑戦し「これが自由なのか！」と印象深かったのを覚えています。また、IUさんに対しても新たなイメージを持つようになりました。
ーー最後に、キム・ヒウォンさんにとって「演じる」ということの魅力とは？
もともと「俳優になりたい」という夢を持っていた訳でなく、突然、演じるようになりました。しかし、時間が経つにつれて、この仕事が天職だと感じるようになりましたし、自分が演じることを愛しているんだなと気づきました。
演じるということは、毎回、同じように見えて、演じるキャラクターごとに毎回、違います。これはとても幸せなことです。俳優ではない方にとっても、新しいと感じながら毎日を生きることはとても大事なことだと思います。そういう意味で俳優というのは、とてもいい職業だなと感じています。
●キム・ヒウォンProfile
1971年１月10日生まれ。舞台で活躍後、映像にも進出。主な出演作に映画『アジョシ』（2010年）、『名もなき野良犬の輪舞（ロンド）』（2017年）、『鬼手』（2019年）、『偽りの隣人 ある諜報員の告白』（2020年）、ドラマ『まぶしくてー私たちの輝く時間ー』（2019年）、『ビッグイシュー〜正義か、悪か〜』（2019年）などがある。リアルバラエティ『車輪のついた家』は韓国でシーズン４が放送中。
『声／姿なき犯罪者』ⓒ2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED●作品データ
『声／姿なき犯罪者』10月７日（金）より新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー
［2021／韓国／109分］配給：ツイン 提供：ツイン、Hulu 監督：キム・ソン＆キム・ゴク『ホワイト：呪いのメロディー』 主演：ピョン・ヨハン（ 『茲山魚譜 チャサンオボ』『太陽は動かない』） 出演：キム・ムヨル（ 『悪人伝』）、キム・ヒウォン （『鬼手』）、パク・ミョンフン （『ただ悪より救いたまえ』）、イ・ジュヨン （『サムジンカンパニー1995』）
公式サイト：https://koe-voice.jp/
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