――ド・べマンについて、どんな人物だと解釈して演じたのですか?
「ド・ベマンは序盤、誰よりもお金と権力に対する欲が深いキャラクターですが、軍隊内で両親に起きた事件の真実を知り、正義とは何かを探していきます。例えるなら、一度噛んだら離さない“猟犬”のような一直線な男です。そういう部分がカッコいいなと思いましたね。一方で、外見的には強く見えて、ツンデレ要素もあり、実は心根が温かく情が深いところも魅力的でした」
――ド・ベマンとご自身で似ている部分は?
「似てない部分よりは似ている部分のほうが多かったと思います。僕自身も根気よく諦めずに直進するタイプなので、そういったところや、強い振りをしているけれど、実は心温かいというところも……」
――日本の視聴者が好みそうな作品のポイントはありますか?
「まず、痛快なアクションがたくさんあります。ほとんどスタントマンを使わず、実際に僕が撮影に挑んだのですが、中学時代からボクシングをやっていたので、その経験を生かしたアクションになっていて見ごたえがあると思います。
それと毎話のエンディングですね。僕たちも撮影時、台本を見ながら次が気になって仕方がありませんでした。登場するキャラクター1人1人が謎のベールに包まれていますので、そこにも注目していただきたいです」