韓国ドラマにおいて俳優ブレイクの鍵を握る鉄板キャラが、「ツンデレ」「年下男子」「世子(セジャ=王位後継者)」だ。
2022年でいえば、『社内お見合い』のアン・ヒョソプが「ツンデレ御曹司」カン・テム役で人気に火が付き、『私たちのブルース』で久々のドラマ復帰を果たしたキム・ウビンは懐深い「年下男子」パク・ジョンジュン役でロマンス俳優健在ぶりを見せた。
そして、今話題のNetflix時代劇『シュルプ』では世子をめざす王子、ソンナム大君役のムン・サンミンが新人ながら大ブレイク。「世子」俳優ブレイク神話を更新させている。
そして、これらをすべて押さえてきたのが、今まさにトップ俳優の座を確立しているジュノ(2PM)だ。
■ジュノのイ・サンは「ツンデレ」と「世子」を掛け合わせた最強キャラ
初の主演ドラマ『ただ愛する仲』でジュノが演じたガンドゥは、少年時代の事故により心を閉ざした青年。心根は温かにもかかわらず、その優しさを隠すようにヒロイン、ムンス(ウォン・ジナ)にわざとつっけんどんに振る舞うなど、無骨な「ツン」ぶりで母性本能をくすぐられる。
『油っこいロマンス』では、カリスマ・ツンデレシェフ、ソ・プンに。年上のヒロイン、セウ(チョン・リョウォン)にも突き放したようなタメ口で、料理の特訓で体を寄せてくれる彼女に「くっつくな」と冷たいが、胸はドキドキ!と、ツンデレと恋愛不器用さのギャップがたまらない。
そして、「ツンデレ」と「世子」を掛け合わせた最強キャラクターが、『赤い袖先』で演じたイ・サンだろう。
ジュノはこの『赤い袖先』で百想芸術大賞の最優秀演技賞を始め、数々の賞を受賞。先日12月13日に開催された「2022 Asia Artist Awards in Japan」でも、見事に俳優部門の大賞に輝いた。