続いて、34号(2011年4月発売)の表紙を飾ったヒョンビン。韓国に続いて日本でも大ヒット中の『シークレット・ガーデン』を再び特集しています。男女の魂が入れ替わるという設定も、ヒョンビンとハ・ジウォンのチャーミングな熱演のおかげで、ハートウォーミングな胸キュン名作になりました。
いっぽうで、映画にも積極的に出演。シナリオが気に入ってノーギャラで出演したという『私は幸せです』、『別れる決心』のタン・ウェイとの共演作『レイトオータム』、日本の小説が原作の『愛してる、愛してない』など、作品性の高い重厚な作品に挑み続けていました。
「この作品(『私は幸せです』)で演じたマンス(主人公名)は、これまででもっとも苦労し、自分が鍛えられた役でした。この作品以降、キャラクターに対する向き合い方が変わったようです」(ヒョンビン)
『シークレット・ガーデン』で日本でもファン層が広がったヒョンビンですが、実はこの号の発売直前の2011年3月、韓国の兵役の中でも一番厳しいことで有名な海兵隊へ志願入隊。2012年12月に除隊するまで、ファンは会えない彼に恋焦がれることになります。
44号(2012年12月発売)では、ヒョンビン主演映画『愛してる、愛してない』の日本公開に合わせて、入隊直前に収録された貴重なインタビューと写真を掲載しています。
『愛してる、愛してない』で見せた、印象的な物静かな演技について、「呼吸、目線、しぐさ……言葉以外の部分で表現する方法を探った」と語っていたヒョンビン。
「僕の演技のスタートは、高校時代、演劇の舞台です。(中略)この映画は演劇のような長いシーンが多かったんです。僕がしばらく忘れていたもの、なくしてしまったり、手を抜いていたものを思い出させてくれた。長回しで撮る大切さや、勉強する必要性に気づかされた作品となりました」(ヒョンビン)
ヒョンビンはこの号が発売される半月ほど前の12月6日に海兵隊での兵役を終えて除隊。そのニュースは日本でも大きな話題となりました。