57号(2015年2月発売)では、『シークレット・ガーデン』から4年ぶりのドラマ復帰作となる『ジキルとハイドに恋した私~Hyde,Jekyll,Me~』の制作発表会レポートを掲載しています。

 同作はヒョンビンが2つの人格を持った主人公を演じ、2つの人格と関わるヒロイン役にハン・ジミンが扮したロマンチックコメディ。当時注目の若手だったソンジュン、ブレイク中のGirl’sDayのヘリが出演することも話題を集めました。

 2つの人格を演じるにあたって、表の冷たい人格では「表情がほとんどない」ことに重点を置き、裏の明るい人格では「笑うとエクボが出るので、それを活用する」と語っていたヒョンビン。

「2人のキャラクターには僕自身がもともと持っている性格の一部分をちょっと誇張して表現しているようなところがあり、どちらにも愛着があるんです」(ヒョンビン)

 そんなコメントからは、細かな演技や表現にもこだわり、監督や共演者たちに多大な信頼を得ている様子がも伝わってきました。

『韓国TVドラマガイド』(57)(2015年12月発売)

 2016年2月発売の63号でも、“静かなカリスマ”ヒョンビンの新たな代表作となった『ジキルとハイドに恋した私~Hyde, Jekyll, Me~』(2015年)特集とインタビューなどを紹介しています。

「1人2役をどれほど自分のなかで消化できるか、撮影前は心配でした。でも最後までしっかりと演じられたような気がします。このことは自分の中でも(自信として)長く残りそうです」(ヒョンビン)

 この時期は映画『コンフィデンシャル/共助』の準備中でもあり、インタビューでは「北朝鮮の刑事を演じるので、方言の勉強や体力作り中」と話していました。そういった絶え間ない役作りの努力が、4年後の大ヒット作『愛の不時着』の北朝鮮軍人リ大尉役につながっていくことになります。

『韓国TVドラマガイド』(63)(2016年2月発売)