■ヒョンビンが語った『愛の不時着』リ大尉と本人のシンクロ率は?

 87号(2020年2月発売)では、『私の名前はキム・サムスン』『シークレット・ガーデン』など、韓国ドラマ史上に残る名作ラブコメディを生み出したヒョンビンが、その人気をさらに世界的に高めた『愛の不時着』(2019年~2020年)について、インタビュー特集をしています。

 韓国では2019年12月からtvNで放送スタートした『愛の不時着』、日本では2020年2月からNetflixで配信スタート。同作は韓国、日本のみならず、世界的に超大ヒット。さらにヒョンビンはヒロインのユン・セリ役のソン・イェジンと熱愛、結婚、第一子も誕生。まさにドラマのような展開になりました。

 87号はそんな『愛の不時着』大シンドロームが起きる直前に発売されました。

 北朝鮮人民軍のリ・ジョンヒョク大尉役について、「以前『コンフィデンシャル/共助』という映画でも(北朝鮮軍の)特殊精鋭部隊の刑事を演じた経験があるので、方言や表面的な役作りに悩むことはありませんでした」と語っていたヒョンビン。いっぽうで、映画と大きく違ったのは、軍人的な部分より、それ以外の姿を多く見せたことだとも。

「セリや中隊の部下たちと接するときの温かくて純粋で、ちょっと天然だったりする姿ですね。そういった日常に見え隠れする姿をたくさん表現しようと。そこがジョンヒョクのもっとも魅力的なポイントだと思うし、それにより任務を遂行する時の徹底した姿をはっきりと感じられるんじゃないかと思います」(ヒョンビン)

 まさにその演技から、北朝鮮の精鋭のエリート軍人でありながら、生真面目な愛らしさを持つリ大尉の魅力が生み出されたのです。

 ちなみに、ヒョンビンとリ大尉役のシンクロ率について聞かれると、「実際ジョンヒョクとのシンクロ率は60%くらいかなと思います(笑)。あまり感情を表現しないところや、口数がそんなに多くないところは自分と似ていると思います」と自己分析していました。

 若い頃から役作りに研究熱心で、極めてストイックに作品に取り組み続けてきたヒョンビン。40代に入った彼が次にどんな役に挑むのか、どんな傑作を再び生みだすのか、ますます期待が高まります。

『韓国TVドラマガイド』(87)(2020年2月発売)

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