韓国南西部にある全羅南道には2,200あまりの島がある。

 中でも南西部にある莞島(ワンド)は、アワビの養殖や昆布、ワカメなど海藻の産地として有名だ。

 そんな莞島の港から南に約19.2キロ、フェリーで約50分の青山島(チョンサンド)は、面積が約33平方キロの小さな島ながら、豊かな自然と美味しい海の幸に恵まれている。

■名作『春のワルツ』の舞台、青山島

 日本で青山島が有名になったきっかけは、ユン・ソクホ監督の四季シリーズ最終作である『春のワルツ』だったに違いない。 ドラマのオープニングに映し出される広大な菜の花畑に魅了された視聴者も多いだろう。

 私もまさにその一人で、ドラマの影響を受けて2017年4月に憧れのこの島を訪問した。

 穏やかな南海(ナメ)の船旅は、揺れることもなく快適だった。

莞島港からこのフェリーに乗船、約50分で青山島へ到着する

 島の港に到着後、あらかじめ調べておいた宿にチェックイン。土産物店兼カフェも併設されていて、そこで購入したアワビ粉末入りの海苔は、香りがよくとても美味しかった。

 宿の主人が「下関からひじきの買い付けに、毎月2回日本の方がやってきますよ」と言っていた。日本からも買い付けに来るほど、青山島では品質の良い海藻類が育つということだ。

 早速、島の観光に出かけた。村役場の前から、乗り降り自由な循環観光バスに乗車。

島内の13か所で乗り降り自由な循環観光バスで青山島を周遊した