昭陽(ソヨン)湖の北側にある清平寺(チョンピョンサ)もお勧めだ。
寺を訪問する前に『プルネウム』という家庭的な食堂に立ち寄ってほしい。黄土壁の建物は、田舎の親戚の家にお邪魔しているような安らぎを感じられる空間だ。
表面を焼いた豆腐や数種類の野菜のナムル(和え物)ととも提供されるチョングッチャン(納豆スープ)。家庭的な優しい味にほっこりする。
この店からタクシーで6分ほどで昭陽湖の遊覧船乗り場に到着し、船で湖の対岸にある船着き場まで移動する。湖畔をバスで移動することもできるが、ぜひとも船で湖を渡るという趣を楽しんでほしい。
船着き場から森林浴をしながら30分ほど歩くと、ようやく清平寺が見えてくる。
五峰山(オボンサン)の麓にある寺院で、高麗時代の973年に永賢(ヨンヒャン)禅師が創建した。輪廻思想を象徴する回転門という立派な山門は見応えがある。
私が訪ねた5月の中旬には極楽宝殿の前に芝桜と白色のツツジが満開に咲いていた。その香りと美しさに心が癒された。
●春川へのアクセス
ソウル 清凉里(チョンニャンニ)駅から春川駅まで、ITX青春号で約58分。
東ソウル総合ターミナルから春川市外バスターミナルまで約1時間50分。