で、韓国。空港のカウンターで、簡単にSIMカードは売ってくれるのだが、SIMカードの挿れ替えは自分でやらなくてはならない。頼めばやってくれる気がするが、空港のカウンターはかなり混雑している。順番発券機で登録すると出てくる番号が書かれた紙を手に列をつくる。そこでSIMカードを挿れ替えてもらうのは心苦しい空気がカウンターには流れている。

 日本でSIMカードを買って韓国に行く場合は、その不安はさらに膨らむ。韓国の通信会社のシムカードを日本で買った場合は、そのカウンターにいけばなんとか対応してくれるかもしれないが、安い中国の会社のSIMカードを買った場合は、日本で購入した会社に問い合わせるしかない。

 SIMカードには、20分まで一般電話をかけられるタイプがあるなど便利なのだが、韓国の空港のカウンターで、やはりWi-Fiルーターを借りてしまう。そこで接続を確認して、「これで大丈夫」と頷く、そして中心街までの電車乗り場に向かう。

 SIMカード事情に詳しかったり、ネット接続設定に慣れている人なら心配はないのかもしれない。韓国の通信事情はしっかりしているから、トラブルは少ないと思う。しかし僕のようなタイプは、Wi-FIルーターで安心を買ってしまう。

 唯一の気がかりは、ルーターのバッテリー。どのくらいもつかという点だ。以前はすぐになくなってしまうこともあったが、最近は問題なく使っている。

 Wi-Fiルーター代は、韓国の空港でレンタルしても高いわけではない。

 3月にも韓国の仁川国際空港でルーターを借りたが、2日間借りて、1日分は5500ウォン、約560円ほどだった。

仁川国際空港の第1ターミナルの到着階。「?」マークのラインに、通信会社のカウンターが並んでいる 画像出典:仁川国際空港のHP