前回につづいて韓国でのコンセントとプラグの話。持参するスマホやデジカメのバッテリー、パソコン、ドライヤーなど、韓国のホテル空港などのコンセントに差し込む必要がある。しかしその形状が違っていると充電もできない。

 韓国は差し込み口が丸いCタイプと丸い穴がやや大きいSEタイプが圧倒的に多い。空港や駅など、観光客が多いエリアでは、さまざまなタイプに対応する混合型になりつつあるが、市内に入ると……。

■韓国のコンセント事情、最近のゲストハウスはどのタイプが多い?

 最近、僕はソウル駅近くのネットで予約するゲストハウスに泊まることが多い。コロナ禍前は、やはりソウル駅周辺にある温泉マークのあるモーテルに泊まり歩いていた。しかしコロナ禍の間に、この種のモーテルはすべて姿を消してしまった。しかたなく、1泊5000円ほどのゲストハウス系の宿に泊まることになってしまった。

 以前のモーテル、そしていまのゲストハウス系宿……コンセントはことごとくCタイプかSEタイプである。日本のAタイプのプラグを差し込めるコンセントや混合タイプには出合っていない。地方にはまだ多くのモーテル系宿があるが、そこもCタイプかSEタイプ一色。日本の量販店や空港などで売っている変換プラグがないとお手あげ状態になってしまう。

 もう少しクラスの高い、1泊1万円を超えるホテルになると、さまざまなタイプに対応するコンセントになっているのかもしれないが、僕は泊まったことがないのでよくわからない。少なくとも、ゲストハウスやモーテルレベルでは、日本の形状であるAタイプは差し込めないと思ったほうがいい。

 この状態がわかっているから、韓国に行くときは必ず変換プラグをもっていくようにしている。差し込む口は丸いタイプだ。CタイプとSEタイプは、差し込み口の直径が違う。SEタイプのほうがやや太い。つまり差し込むプラグも本来、太さが違うのだが、SEタイプの差し込み口にCタイプのプラグも挿入でき、使うことができる。安定感には欠けるが。

 僕が日本で買った変換プラグはCタイプ。というか、太さも気にせずに一般的なものを買ってしまった。それを差し込む。反対側は日本のAタイプだから、日本の電気製品のプラグを差し込むことができる。

僕がもっている変換プラグ。日本では一般的なものだと思う。韓国ではどこで使うかわからないので、いつも鞄に入れている