しかし、しばらく前から困ったことが起きるようになった。充電する機材が増えてきてしまったのだ。スマホ、デジカメのバッテリー。仕事をするときはパソコンもつなぐ。カメラマンと同行するときは、そこに彼らが使うバッテリーなども加わってくる。

 となると、いくつかの変換プラグが必要になってくるのだが、ゲストハウスのコンセントは多くない。変換プラグをいくつも買いそろえるのは費用もかかるし、嵩ばる。そこで俗に三又とか、四又といわれる電源タップをもって行くことになる。変換プラグを差し込み、そこに電源タップをつなげ、その先にスマホやデジカメのバッテリーのプラグを入れることになる。

 CタイプとSEタイプの違いで紹介したように、僕の変換プラグはCタイプに対応している。日本ではこの変換プラグが一般的のように思う。しかし韓国の宿では、ときどきSEタイプのコンセントに出合う。Cタイプのプラグも差し込めるので使っているが、サイズがピタッと合致していないから少しぐらぐらする。

 そこに三又の電源タップを差し込んで使っていると、たまにその重みで差し込み口全体がゴトッと音を残して落ちてしまうことがある。持参しているガムテープで補強することもある。

 韓国の宿での充電──。その悩みがすっきりと解消されたわけではないのだ。なんとかしのいでいるといった感触だ。しかし最低限、変換プラグと三又以上の電源タップは必要。それを忘れると、韓国の宿で焦ることにもなりかねない。できればガムテープも持参したほうがいい。

宿での充電はこうなる。常に不安定。もう少しフィットする機材に換えたほうがいいのだが……