韓国ドラマを見ていると、鮮やかな場面を彩る絶景の場所に心を奪われることが多い。最近で言うと、『キング・ザ・ランド』の序盤で登場した済州島(チェジュド)がそうだった。
イ・ジュノ(2PM)とイム・ユナ(少女時代)が主演している魅惑的な「ラブコメの王道」において、序盤に果たした済州島の役割は大きかった。なぜなら、最悪の出会いからスタートしたク・ウォン(ジュノ)とチョン・サラン(ユナ)の関係性が変化するきっかけになったのが、2人が仕事で出かけた済州島の素晴らしい海と風の風景だったからだ。
■『キング・ザ・ランド』『私たちのブルース』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』など人気ドラマのロケ地、済州島の魅力とは?
人間不信に陥っていたク・ウォンがチョン・サランに惹かれる場面を提供したのは、日常を離れた済州島の開放感であった。
済州島は人生ドラマとして評判になった『私たちのブルース』でも、豪華キャストが揃って演じた舞台になっており、随所にこの島の絶景が登場していた。さらには、超人気ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でも済州島は絶好のロケ地になっていた。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で済州島が描かれたのは第13話と第14話で、有名な寺が拝観しない人からも道路の通行料を徴収している問題が取り上げられていた。弁護士チームが済州島に乗り込んで裁判に臨んでいたが、観光的な要素もふんだんに織り込まれていて、済州島の雄大な景観に触発されたウ・ヨンウたちのオープンな気分がドラマを通して伝わってきた。
ただし、ウ・ヨンウは好意を持っていたジュノの姉と会って偏見を持たれてしまい、その点で済州島は苦い思い出の場所ともなってしまったが。
いずれにしても、今年の夏はドラマの影響を受けてさらに多くの人が済州島を訪ねることだろう。