『先輩、その口紅塗らないで』や『恋慕』など、ソフトな雰囲気でヒロインを包み込む理想の恋人キャラで次世代韓流スターとして注目を集めているロウン(SF9)。その最新作『この恋は不可抗力』がNetflixで配信されるや、連日視聴TOP10上位にランキングし、好評を得ている。
主人公は、呪いに苦しめられるイケメン弁護士と、その呪いを解く鍵を握る貧しきヒロイン。呪いと聞くと、おどろおどろしいイメージを抱いてしまいがちだが、本作はちょっと違う。ロウン演じる主人公の独特のセリフの言い回し、奇妙奇天烈な設定が面白く、新たなロマンスコメディの名キャラクター誕生の予感がしている。(※以下、一部ネタバレあり)
■Netflix新作『この恋は不可抗力』でSF9ロウンが新たなロマコメ王子に!
『この恋は不可抗力』のストーリーはこうだ。
大手ローファームのエース弁護士で、朝鮮王朝時代から続く名家に生まれたチャン・シンユ(ロウン/SF9)は、先祖代々伝わる呪いのために、オンジュ山の麓にある祠を守っている。そんなある⽇、市民からの苦情により祠の撤去するよう命じられたオンジュ市のしがない公務員イ・ホンジョ(チョ・ボア)がシンユの前に現れる。
冷たく突き放すシンユだったが、祠の建築主で伝説の巫女ウンウォルのお告げにより、ホンジョこそが呪いを解く鍵を握る“木箱の持ち主”であることが判明。敷地内に埋められていた⽊箱がホンジョの手にわたると、シンユは彼女が木箱を開けるまで監視することに。
そんななか、何をしても開かなかった木箱がホンジョのもとで勝手に開き、3世紀以上封印されていた “禁断の書”の存在が明らかに。そこに書かれた呪⽂で呪いを解くことができると信じるシンユは、ホンジョのそばにいるためにオンジュ市の法律諮問弁護⼠となるが……。
一介の公務員だったホンジョが、朝鮮王朝時代の巫女が習得した秘技をまとめた呪術書「魔力千文字」を偶然⼿にすることから物語は始まる。その書のなかには、シンユを苦しめる“遺伝病”を治す「身病治癒術」はもちろん、好きな人の心を引き寄せる「愛情成事術」も記されており、実はこちらのほうが物語の肝に。
片想いの相手クォン・ジェギョン(ハジュン)の心をつかみたいホンジョは、「愛情成事術」に手を出すのだが、彼女がジェギョンに飲ませるはずだった「愛情成事術」の水を、誤ってシンユが飲んでしまうのだ。